知的なひと時を演出するホテルのライブラリー
夏もすっかり過ぎて、外の空気がクールダウンしてきたら、今度はちょっと知的な読書の秋を楽しみましょう。丸一日、読書に没頭するもよし。または、逸品カクテルで喉を潤しながら、会話のタネにするもよし。訪れるべきは、くつろげるホテル内のライブラリー。言うまでもなく、贅沢なひと時を演出してくれる空間です。
01.
IL SALVIATINO
イタリア・フィレンツェ
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47536/e86fe14b5bfd0e60badc81346ea247c849fa92b2.png)
フィレンツェを眺め下ろす15世紀のルネッサンス式パラッツォ「イル・サルヴィアティーノ」。このホテルの内装を手がけたデザイナーチームが、時代を超えた見事なセンスを持っているのは明らか。特に、深みある色合いのレザーソファと、レアな革装丁の本が並ぶダークウッドの本棚を、背の高い窓から差し込む午後の陽が照らすライブラリーは、時の流れを全く感じさせない彼らの才能を顕著に表しています。
詳しくはコチラ。
02.
THE NOMAD HOTEL
ニューヨーク
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47535/6635b4d22955537c27e69073ffd6321f662d7e63.png)
ニューヨークのホテルは、ライブラリーをテーマにしたバーがやけにお得意のようですが、その中でも特筆すべきは「ザ・ノマド・ホテル」。壁いっぱいに造り込まれたダークウッドの本棚に、古き時代のニューヨークを描いた本が並ぶバーラウンジは、これまでになくグラマラスで、知性を感じさせる大人に似合う空間です。
詳しくはコチラ。
03.
AS JANELAS VERDES
ポルトガル・リスボン
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47537/a398c90063dab40b593b2254caa0ecac7895b298.png)
かつてはポルトガル人作家エッサ・デ・ケイロスが住んだこの18世紀の豪邸には、古い文豪の家と聞いて人が思い描くものすべてが揃っています。もちろん一番の見所は、古い本の匂いと、地図やアンティークのオブジェに満たされた、風情あるウッドパネルの読書室です。
詳しくはコチラ。
04.
HÔTEL THOUMIEUX
フランス・パリ
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47538/83bbc2ad69fcff92d47654ed0fd9e4e7c74198ba.png)
実際に読書するには向かないこと確実ですが、このホテル内にある、シェフ、ジャン・フランソワ・ピエージュ氏の私有ライブラリーでは、彼自らが手がけるテイスティングメニュー(※要予約)が味わえます。活字なしでも、目を(そして舌を)楽しませてくれることは間違いありません。
詳しくはコチラ。
05.
CHÂTEAU MCELY
チェコ共和国・ミセリー
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47539/46322d88ae9f45d2e408843ae3fd3b37b921de87.png)
プラハ郊外、セントジョージ森林の奥に佇む築300年のこのシャトーホテルにあるのは、18世紀の科学実験用具などが置かれたちょっと不思議な図書室。メルヘンチックな客室にはそれぞれ、かつてボヘミアの詩人リルケがここを訪れた時代を思わせる書斎デスクも置かれています。
詳しくはコチラ。
06.
BELMOND PALACIO NAZARENAS
ペルー・クスコ
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47541/02b507af68e94da8038ef941f7d82762ca2f0e63.png)
雑草を一本抜いただけでも、貴重な文化遺物に出会えそうな歴史あるペルーの町・クスコ。かつてチャペルだった建物の中のギャラリースペースを利用した「パラシオ・ナサレーナス」の図書室には、このホテルの建造に際し行われた丁寧な修復作業中に出てきた考古学的発掘物が並んでいます。
詳しくはコチラ。
07.
TAJ FALAKNUMA PALACE
インド・ハイデラバード
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47542/75f8374e4b2732ce89cdcb909b1eb3bcb51c94d1.png)
英国王室の別荘ウィンザー城にある読書室を参考にして造られた「タージ・ファラクヌマ・パレス」のライブラリーには、英語、ペルシャ語、ウルドゥ語で書かれた本に加え、レアなアンティークのコーランなど、貴重な書物が合計約6,000冊も貯蔵されています。また、マホガニー材とエボニー材を用いた天井には、このパレスを1884年に建造した首相のイニシャルが掘り込まれており、部屋自体も、書籍に負けない重厚感を漂わせています。
詳しくはコチラ。
08.
HOTEL MONTALEMBERT
フランス・パリ
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47543/a008549bb21ef0420c607fb15c341b7a9b4b0b39.png)
1920年代のボザール様式の建物を利用したこのホテル内にある小さな図書室「サロン・ギャリマール(Salon Gallimard)」は、隣接した出版社にちなんで名付けられたもの。もちろん、これまでにこの空間でくつろいだ作家や編集者は数知れずです。
詳しくはコチラ。
09.
THE LIBRARY
タイ・サムイ島
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47544/33e8c900964bb37bdc716006e706722b30c8e567.png)
サムイ島の透き通る海と、このホテルの赤い(!)プールで遊び疲れたら、本とドリンクを手にリラックス。「ザ・ライブラリー」と名付けられただけあって、ここではバーからスイートルームまで、本がテーマになっています。もちろん、館内には1,300冊以上の本とDVDやCDを用意。思わず欲張りに滞在を延ばしてしまいそうです。
詳しくはコチラ。
10.
ONE ALDWYCH
ロンドン
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/47545/3e0c272861c8d9c328e8be7492f39e840313f353.png)
ロンドン中心地にある「ワン・アルドウィッチ」。アトリウムになったロビー階はいつもアフタヌーンティーやカクテルを楽しむゲストや地元っ子で賑やかだけれど、エントランス脇の小さなドアの向こうには、滞在客だけが(無料で)利用できる“ラウンジ・アット・ワン”が待っています。穏やかな空間で、ご存知ポール・スミスがセレクトした本に目を通しましょう。
詳しくはコチラ。