「魅力的な人になる」。そうと決めたら実践したい12のこと

あなたは、どんな人と一緒に働きたいですか?
どんな人なら「助けてあげたい」と思いますか?

答えは「自分が好きだと感じる人」でしょう。好きか嫌いかは重要な問題です。世の中には「自然と」人から好かれる人がいます。そんな人になるためにはどうすればいいのでしょうか?

重要なのは、素晴らしい人間関係を築き、保つこと。そして、周囲の人にポジティブな影響を与え続けることです。そうすれば、自分も周りも気持ち良く過ごすことができます。「魅力的な人」とは、ただ単に人を惹きつけるだけでなく「自分もそうなりたい」 と思わせることができるような人。

ここでは、「Inc.」のJeff Haden氏がまとめた、12のポイントを見てみましょう。

01.
話すよりも
「聞く」ようにする

これは簡単ですね。質問をすればいいんです。そして目をあわせて、笑って、眉をひそめて、うなずく。このような、言葉を使わない「ノンバーバルな」リアクションをするだけでも、自分が相手のことを尊重していることが伝わるもの。

そして、頼まれてもいないのにアドバイスをしてはいけません。それよりも、話をちゃんと「聞く」こと。だって、アドバイスをするとなると、自分の話ばかりになってしまうでしょう?

何か重要なことを話すべきときにだけ、口を開けばいいんです。重要かどうかは、自分ではなく「相手」が決める、ということもお忘れなく。 

02.
他の人にも
スポットライトを当てる

働きにふさわしい評価をもらっている人なんて、なかなかいません。だからまずは「よくやった」と伝えることからはじめましょう。

「何をよくやったのか」がわからない?それはNGです。これからは、相手の頑張りを積極的に探すようにしてみてください。

褒められたら、誰もが喜ぶのは当たり前。そうではなく、自分のことをしっかり理解してくれている、ということに人は心から感謝するのです。達成感を得た相手は、あなたのことをきっと好きになってくれるはず。

03.
選り好みせず
誰の話でも平等に聞く

あなたも、きっとこういう人を見たことがあるはず。他の人を自分よりも「下」のランクだと決めつけたら、その人の話なんて聞こうともしない人。これではいけません。

その人の地位や社会的なステータスといった、いわゆる「ランク」に関係なく、どんな人に対しても等しく、しっかりと話を聞くようにするべきです。

私たちはみんな、同じ「人間」ですから。

04.
「人のため」に
時間をつかってみる

以前こんなことがありました。車の給油をしようとガソリンスタンドに入ったときの話。車から降りたら、ひとりの整備士が話しかけてきました。

「おっ、いいホイールですね。汚れてもったいないなぁ」

と、からかうように笑う彼。私は

「そうなんですよ。ちょうどこれから洗車に行くところで」

と答え、建物の中に入って待つことに。

しばらくして車のところに戻ると、汚れた雑巾を片手にその技士が立っていました。そしてこんな風に言うんです。

「ちょっと手間取りましたが、すっかりキレイになりましたよ」

見てみると、ホコリはすべて取り除かれて、タイヤのリムはすっかりピカピカになっていました。

「すごい!しかし、ここまでしてもらわなくても…」

「いいんですよ、ヒマだったので」

と肩をすくめた彼。そんなとき、車がまた1台。「良い1日を!」。彼はそう言い残し、新しく入ってきた車のほうへ颯爽と走り去っていきました。

これはもう何年も前の話ですが、未だに忘れられません。

あなたもこんな風に、手の空いた時間があれば「自分のため」に使うのではなく、他の人のために使ってみては?

05.
自分ではなく
相手としっかり向き合う

他の人と話をしているとき、スマホばかりチェックしたり、パソコンの画面を見るのはやめましょう。自分のことにかかりっきりのうちは、相手のために動くことなんてできません。

その人と向き合い、全神経を集中させる。これってなかなかできることではありません。きちんと向き合えば、その人もあなたのことを好きになり、しっかり覚えていてくれるはず。

06.
受け取る前に
「差し出す」こと

手に入れることばかり考えてはいけません。自分が何を「差し出す」ことができるのか、そこにフォーカスしてください。何かを与えることで、初めて本当のつながりを築くことができるのです。

部分的にでもいいし、時間であればほんの一瞬でも構いません。その人のために何をしてあげられるかを考え、その人があなたにとって大切なんだと示すようにしましょう。

07.
自己中心的に
振る舞うのはやめよう

見栄を張った自己中心的な人に惹かれるのは、自分のことしか考えていない人だけ。

だいたいの人は、イライラして不愉快になるもの。きっと、同じ空気を吸うのも嫌になっちゃいますよね。

08.
「知らないこと」は
他人から学び取る

あなたは「自分が何を知っているか」をすでにわかっているし、「自分がどういう意見なのか」もわかっている。自分の視点も価値観もわかっています。だからこそ、自分から改めて学べることなんてないのです。

では、誰から学べるのか。他の人から学ぶようにしましょう。「あなたの知らないこと」を知っている「誰か」が必ずいます。

あなたの「知らないこと」を、他の誰かから学び取ることができる。だから自分よりも他の人のほうが大切なのです。

09.
言葉を置き換えてみよう

言葉の使い方ひとつで、他の人の態度を一変させることができます。

たとえば、

・「ミーティングに行かなければならない」ではなく「人と会う機会が得られる」

・「新規の顧客のためにプレゼンを準備しなければならない」ではなく「良いモノを紹介することができる」

・「ジムに行かなければならない」ではなく「筋トレで健康になることができる」

・「応募者の面接をしなければならない」ではなく「チームに加入してくれる素晴らしい人材を選ぶことができる」

といった風に、言い方を変えてみましょう。

誰でも、楽しい人、情熱的な人、意欲的な人、と関わりたいもの。ポジティブな言葉を使うようにすれば、他の人はもちろん、自分だっていい気分になりますよ。

10.
他人の失敗を
笑うのはやめよう

「他人の不幸は蜜の味」と言われるほど、うわさ話やゴシップに目がないという人はたくさんいます。でも、その相手のことが好きか嫌いかは別として「リスペクト」の気持ちがない姿勢は大きな問題です。

他人の失敗を笑うのは、もうやめましょう。あなたの周りにいる人たちは「私のこともバカにしているのかも」と思ってしまいます。

11.
自分の「非」は
認めよう

成功している人は、単にうまくいってるから「カリスマ性」があるんだと思われがち。ひとつの成功が「ハロー効果」を生み出し、その人の評価を総じて高めているのです。

ポイントは、カリスマに「見える」かどうか。実際、カリスマになるのにそこまで突出した成功は必要ありません。それよりも必要なのは、どこまでも「誠実」でいること。

謙虚に過ごし、失敗したエピソードは表に出してください。失敗を認め、他の人が同じ過ちを犯さないように働きかけるのです。

そして他人を笑うのではなく、自分のことを笑う。そうすれば周りの人はあなた“を”笑うのでなく、あなた“と一緒に”笑ってくれるはず。そして、あなたのことをもっと好きになってくれるはず。

12.
成功しているかどうかは
「自分の基準」で

あなたは今、人生がうまくいっていると思いますか?

まず「自分はいま、幸せだろうか?」と自問してみてください。

すべてを手に入れることなんてできないし、そんなことを望むべきではありません。不幸や不満を取り除くのが精一杯だとしても、それで十分かもしれません。

自分が幸せかどうか考えてみて、答えが「イエス」ならあなたは成功していると言えるでしょう。人から好かれる魅力的な人は、たいてい心安らかな人。他の人の成功を羨んだり、腹を立てたりしません。その人はその人の人生を歩んでいるのですから。

人を絶えず惹きつける魅力的な人は、周りの人の幸せを願うもの。それこそが彼らの「資質」なのです。

Licensed material used with permission by Jeff Haden
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