お守り
宅配の到着を知らせるメッセージが、男に届く。受取箱へ行くと、一つの装飾品が。
「説明をみたところ、困難から立ち直るためのお守りらしいが、 こんなものを注文した覚えはない。何かの間違いだろうか」
装飾品のことは忘れていた、数日後。
「あなたといても、未来を感じられないわ。今までありがとう」
唐突に女性との関係が終わり、家に帰った男は、あることに気付く。
「あのお守りは、私に必要となり、購入されることを見越して、 送られてきたのだな。彼女の脳波や、デートの様子などを機械が分析し、別れが近いことを計算したのだろう。こんなもの、誰が買ってやるものか……」
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この作品はフィクションです。
実在する人物や団体、事件とはいっさい関係ありません。