渋谷に期間限定オープン!大人のための「ツカノマノフードコート」

10月14日、4ヵ月限定のフードコート、その名も「ツカノマノフードコート」が渋谷にオープンする。

クラウドファンディングの目標額もこのほど達成し、ますます勢いに乗っているプロジェクトだ。

“フードコート”と聞くと、大型のショッピングセンターやスーパーマーケットにあるチェーン店のファストフードが集まった場所を想像するかもしれない。だが、そのイメージでこのツカノマノフードコートを訪れれば、きっといい意味で裏切られるだろう。

今回はオープン前の建て付け途中の店舗にお邪魔し、運営メンバーの1人である古谷知華さんにお話を聞いた。

4ヵ月限定で渋谷にオープン
ツカノマノフードコート」は食の実験場だ

「ツカノマノフードコート」

──まず最初に、Makuakeにてクラウドファンディング中の「ツカノマノフードコート」について教えてください。

 

古谷 知華さん(以下 古谷):「ツカノマノフードコート」は10月14日から4ヵ月限定で渋谷の神泉にオープンする大人のための“ニュ〜フードコート”です。いわゆるチェーン店が集まる場所ではなく、知る人ぞ知る話題のお店や、ここでしか味わえない個性的なフードやドリンクに出会える、そんな空間です。

フードメニュー、フェアは毎週変わるので、4ヵ月トータルで50店舗が出店することになります。新ジャンルの創造を目指すお店や、普段はお店を持たない飲食ユニット、気鋭の料理人たちが集う厨房で、おいしいご飯がサクッと食べられる。

そんな好奇心が束になった、おいしい実験の場がツカノマノフードコートです。

 

──なるほど。ところで、なぜ「ツカノマ(束の間)」のオープンなのですか?

 

古谷:じつは今回オープンする空間は、“クリエイティブな挑戦者のための空間マッチングサービス「RELABEL」”が管理する、来春に解体予定の空きビルを活用しているんです。運営メンバーもこの企画のために「ツカノマ(束の間)」集まった、1992年〜93年生まれのミレニアルズです。

「新しいコラボ」が生まれる場所を作りたい

「ツカノマノフードコート」渋谷

──空きビル活用のプロジェクトなのですね。では今回「ツカノマノフードコート」を開催するに至ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

古谷:シェフ同士が出会って「新しいコラボ」が生まれる場所をつくりたい、と思ったのがきっかけです。

例えばニューヨークだと、料理人のCoworking(コワーキング)としてのレストランが普通にあるんです。でも、日本だとそういう料理人が実験ができる場所や出会える場所が少なく、固定費を払って実験するのはハードルが高い......。

そこで、料理人同士が出会える場所、気軽に新しいことに挑戦できる場所をつくりたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

今回腕を振るう料理人のなかには、「ラーメン懐石」という新しいジャンルで海外に挑戦したいという料理人や、枝豆のサヤやとうもろこしの芯など、普段は廃棄される食材を活用した料理で「フードロス問題」に立ち向かう料理人もいます。

ツカノマノフードコートが「食の実験をする場所」「やる気のある若手が挑戦する場所」「出会いがある場所」になればいいなと思います。

「食」を切り口に出会ったことのないテーマや
トピックに出会える場所

「ツカノマノフードコート」店内

──プロジェクトを通して社会に与えたいインパクトはありますか?

 

古谷:私は食を通してその人、文化を理解する「フードジャーナリズム」に興味がありまして......。

今回、なんらかの事情で母国を離れることになり、日本に住むことになった人たちにも「異国の料理」を振る舞ってもらう企画を考えています。

「異国の料理が食べられるんだ〜」というテンションで来たけど、料理人はじつは難民でいきなり母国の話を始める......とか。ここでは「食」を切り口に、出会ったことないトピックやテーマに出会えて、考えるきっかけになればと思います。

こういう体験の方が、ハッとしたり興味を持てるし、おもしろいじゃないですか。

「ここに来たら仲間に会える(逢える)」
そんな地域の人のコミュニティに育てばいい

「ツカノマノフードコート」
©ツカノマノフードコート運営委員会

──ツカノマノフードコートはどんなシーンで利用してもらいたいですか?

 

古谷:そうですね、仕事帰りにふらっと立ち寄って、興味を持ってもらえたら一番嬉しいです。

あとは、やはり地域の人のコミュニティとして使って欲しいというのはあります。お店がオープンする神泉は、じつは渋谷、下北沢、代官山、池尻大橋、中目黒、代々木上原といったエリアの人たちが混じり合える場所として最高の立地。

「ここに来たら仲間に会える(逢える)」──。

そんなキーっぽい場所としても使ってもらえたらなと思います。

とりあえずふらっと来てみてください

──最後に、TABO LABOの読者とプロジェクト支援者、来店されるお客さまにメッセージをお願いします。

 

古谷:ツカノマノフードコートは毎週フェアが変わります。4ヵ月あればきっとどれかしら「興味がある!」というフェアがあるはず。フェアの情報は1ヵ月前くらいからTwitterやInstagramといったSNSで配信します。

フェアといっても「お祭り」ではなく、1人でも気軽に立ち寄ることのできる空間なので、ぜひ遊びに来てください。

あと、曜日によってはランチもやっているので、お近くにお勤めのランチ難民の方もお待ちしております。

「ツカノマノフードコート」

【住所】東京都渋谷区神泉町20-21 第一ミドリマンション 1階

【営業時間】18:30-23:30 (ラストオーダー23:00)

※日によって営業時間が変わるためカレンダーや公式SNSでご確認ください

【オープン予定日】2019年10月14日

Twitter: https://twitter.com/TsukanomanoFood

Instagram: https://www.instagram.com/tsukanomanofood/

10月・11月のスケジュール

「ツカノマノフードコート」スケジュール
©ツカノマノフードコート運営委員会
「ツカノマノフードコート」スケジュール
©ツカノマノフードコート運営委員会

ツカノマノフードコート運営委員会メンバー

RELABEL Shinsen ディレクター 溝端 友輔
1993年生まれ。中央工学校インテリアデザイン学科出身。商業施設の設計施工会社を経て、2019年株式会社ANCRに入社。COOとして空間デザイン事業や不動産マッチングサービス RELABEL事業に携わる。

プロデューサー 古谷 知華
1992年生まれ。東京大学工学部建築学科卒。2015年より広告会社でサービスデザイン、ブランディング、商品・事業開発を担当。自身でもいくつかの食ブランドをプロデュースする。

クリエイティブディレクター 木本 梨絵
1992年生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒。2015年株式会社スマイルズに入社。店舗経験を経て、現在クリエイティブディレクターとして企画、アートディレクション、デザインを担当。

コンセプター / PR 若尾 真実
1992年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。2015年、PRエージェンシーにてIT・ベンチャー企業などのPRを担当。2016年、sitateru Inc.に広報として入社。PR、コミュニティ・メディアの企画編集、ブランディングを担当する。

Top image: © ツカノマノフードコート運営委員会
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。