カマラ・ハリスが「白いスーツ」を着た意味について
11月7日、アメリカ大統領選挙でジョー・バイデン前副大統領が当選確実と伝えられ、次期副大統領になることが確実となったカマラ・ハリス上院議員が、デラウェア州ウィルミントンにて演説をおこなった。
「私たちには素晴らしい未来をつくる力があります」など、多くの人に希望をもたらす内容だったが、一部のメディアでは白いスーツを着用した意味が取り上げられている。
これは19世紀末から20世紀初頭にかけて女性の参政権を求めたグループ「サフラジェット」に敬意を表するものだと推測されている。というのも、彼女たちのシンボルカラーが“白”なのだ。“サフラジェット・ホワイト”と呼ばれることも。
ちなみに、ヒラリー・クリントン元国務長官やアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員なども白いスーツを着用した過去がある。
アメリカにおける2020年は、女性が参政権を獲得した1920年から、ちょうど100年を迎える節目の年。「サフラジェット」にリスペクトを込めているのは間違いなさそうだ。
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