TikTok「アダルト用ライブ」機能をローンチ

10月17日、「TikTok」がライブ配信の年齢制限を現行の16歳から18歳へと引き上げることを発表。

これまで、同サービスが展開する「TikTokライブ」では、16歳以上かつ指定条件（こちらは非公開）を満たすユーザーであればライブを配信することができた。

しかし、昨今はSNS業界全体で子どものプライバシーやメンタルヘルス、児童ポルノ等を巡って議論が巻き起こっており、若年層からの人気が高いTikTokもその例外ではない。

投げ銭も可能である等クリエイターにとって有益な機能である一方、リアルタイムで流れるコメントやライブ配信という形式には子どもにとって有害になり得る要素も多いこともまた事実。

年齢制限の更新は、こうした事情を踏まえてのことだと考えられる。

また、子どもには伏せたい"アダルトな内容”を、気兼ねなく配信できるようにする「大人限定のライブ配信」も実装されるそう。

その他にも、自動でワードをフィルタリングする「不適切なコメントを排除する機能」や、複数人でライブを行えるようにする「マルチホスト機能」の実装も発表されている。

これらの実装によって、（フィルターにかからない範囲でなら）きわどい質問や話題も気兼ねなくできるようになるだろう。

「コミュニティの信頼と安全性を基盤にするため、ユーザーとクリエイターを護り、サポートするよう努力しています」、と語るTikTok。

年齢制限の引き上げは11月23日から適用されるとのこと。

急速に発展したプラットフォームだけに、課題はまだまだ多い。現状に甘んずることなく、改善が続けられることを期待したい。