「人生の目的意識」を強く持つことは、長生きにつながる。

健康で長生きの秘訣は「目的意識」にあり!

ハーバード公衆衛生大学院の研究チームが行った調査によれば、人生の目的意識を強く持つことは健康に良いだけでなく、早死を防ぐこともできる可能性があるという。

では、具体的に「人生の目的意識(Life purpose)」とはどういった内容を指すのだろう?

研究員らによれば、それは人生においての方向性ゴールを明確に意識していることだそう。学術誌『Preventive Medicine』に公開された論文には、以下のような一文が。

「人生の強い目的意識を持っている人があらゆる原因で亡くなる確率は15%だが、その意識が低い人は、確率が36.5%にまで上昇する」

また、「早死リスクの低下」は異なる人種や性別、全員にみられる効果だと研究著者らは記している。

寿命を延ばすためだけでなく、意味深いゴール(目的)に集中することは、ストレスに影響されにくく、そして社会に対する共感度にも影響を与えているという研究結果をコーネル大学が2013年に発表している。

自分の人生をどう歩みたいか、そのゴールを見据えて一歩ずつ前進していく意識は、実社会でどう生活していこうかという「人生マップ」につながる。

そういう意味では、単に長生きだけでなく、より豊かな人生を歩むためにも「人生の目的」を持つことは、たしかに意義深い。

さて、まもなく新しい年が始まろうとしている。このタイミングで、あらためて人生の目的を自ら設計してみてはいかがだろう?

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