10年長生きする遺伝子を持った「選ばれしアメリカ人」がいる。

アーミッシュ。

多くの人が、一度は耳にしたことがあるかもしれません。アメリカ・オハイオ州やペンシルバニア州、インディアナ州を中心に生活している、プロテスタントの一派のことです。やはり、有名なのは「自動車や電気を使わない」という信念でしょう。

昨年11月、アーミッシュの一部の人たちに、それを持っていない人に比べ、<10年以上長生きすることを可能にしている遺伝子>が見つかったと、「Northwestern University」の研究で明らかになりました。

論文を執筆したDouglas Vaughan氏は、こうコメントしています。

「ただ、より長生きをしているわけではありません。彼らはより健康的に生きています。長寿の理想型です」

では、いったい、アーミッシュはどんな生活を送っているのでしょうか。

「デジタルデトックス」な生き方

ヨーロッパに起源を持つアーミッシュは、宗教的迫害から逃れ、新しい土地を求めるようにして、18世紀前半のアメリカに移住しました。

現代テクノロジーを使わない、そのライフスタイルは“人間本来の姿”などと表現されています。とは言いつつも、完全に否定しているわけではありません。

アーミッシュに関する研究をしている「Elizabethtown College」のホームページによれば、彼らは使うべきテクノロジーを選んでいる、とのこと。例えば、ガスコンロやトラクターは普及していて、パソコンやテレビ、スマホを持つことは好まれません。

この基準は、特定のテクノロジーが伝統や社会規範を壊してしまうかどうかで、判断されるそうです。そのため、遠距離の移動ができて、独自のコミュニティー観を変えてしまう危険性のある“自動車”は使わない、という選択をしているのだとか。

アーミッシュの価値観は、日本社会に当てはめてみると分かりやすいかもしれません。

スマホの普及によって、希薄になってしまった年賀状の文化。インターネットが一因になっている運動不足を理由とした、生活習慣病。全てが悪いというわけではありませんが、新しい技術による弊害があるのも事実。

だからこそ、「テクノロジー奴隷」のような事態を避けるために、彼らは少しずつと現代社会に馴染んでいく道を選んでいるようです。つまり、大切なのは“共存”という考え。

これを現代風に言い換えれば、「アーミッシュ」は、デジタルデトックスを歴史的に体現してき人たちなのかもしれません。時代に流されることなく貫いてきた、ユニークな文化の偶然の産物が、冒頭で触れた<遺伝子>だったのでしょう。


「テクノロジー奴隷」に嫌悪感を抱くアメリカ。

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