「幸福」を人生の目的にしている人は、壁に当たったときに逃げ出してしまう。
「幸せになるには◯◯をするべき」という情報が、巷にはあふれています。悪いことだとは全く思いません。それだけ多くの人が、いつも笑顔でいられるような生活を求めているのでしょう。
人気サイト「The School of life」の動画は、幸福を追求する行為には“ある危険性”が潜んでいると注意を喚起します。
さらに、どのような態度でいるのが良いのか?というアドバイスも提示しているので、先に述べた類の情報をリサーチして、実践するときに、頭に留めておくと良いかもしれません。
古代ギリシャ人が実践していた
「幸福」にとらわれない生き方
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多くの人が幸せになりたい、と考えているでしょう。だから、普段、何かの行動をする理由が、幸せを追求するためになっていることも。例えば、仕事や恋人関係などで。
何も支障がないようにみえるかもしれません。でも、それを正しいと信じきってしまうと、大きな問題に直面したときに、対応できない可能性もあります。
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古代ギリシャ人は、幸せになるのを人生の目的にすることは、ほとんどありませんでした。その代わりに、「Eudaimonia」というものを推奨していました。現代語に置き換えるなら、満足感(Fulfillment)。
幸福と満足感の大きな違いは、痛みを伴うかどうか。つまり、多大なプレッシャーによって、身体的にも精神的にも苦しむと同時に、何かを達成する可能性もあるということ。対して、幸福というと、楽しくないときや落ち込んでいるときが定義から外れてしまいます。
だから、「Eudaimonia」の方が優れていると考えられていたのです。
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自分の能力を伸ばしていくこと。家事をすること。パートナーと良い関係を築くこと。新しいビジネスを創ることだって。すべて辛い経験をしなければいけないのです。言い換えれば、これらは私たちの心を傷つける可能性が高い。
だけど、苦しいことを乗り越えると、幸福も得られるし、より大切なものを見つけられるかもしれません。
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「Eudaimonia」を頭の片隅に留めておくと、痛みを伴わないことはないと理解できます。さらに、気分が落ち込んでいるときに、自分を責める頻度も減るかもしれません。
古くても自分の知らない考え方を取り入れることで、より良い生活を送れるのではないでしょうか。