美術×演劇。閉館後の美術館で叶える、新しい「アート体験」

印象派を中心とした、フランス近代美術作品を多く所蔵していることで有名な「ひろしま現代美術館」。ここで、過去に類を見ない斬新なイベントが開かれる。

タイトルは、「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM」

閉館後の美術館が劇場さながらな空間に様変わり。ゴッホマネ、ルノワールといった世界的に有名な画家の作品を、演劇仕立てで紹介していくという。

脚本は、映画監督・脚本家の一尾直樹氏が制作し、「ひろしま美術館」学芸員が監修。役者には、広島を拠点に活動する劇団「グンジョーブタイ」を起用した。

©広島県

8章で構成される物語は、参加者の前に、ゴッホに扮した役者がランタンを持って現れ、「ドービニーの庭」に描かれるはずだった黒猫を探すシーンからはじまる。

その後、マネに扮した役者による「バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)」の解説に印象派に関する説明や、ルノワールに扮した役者が「パリスの審判」「勝利のヴィーナス」の制作秘話などを語る。

美術や演劇好きはもちろん、あまり詳しくない人でもしっかり楽しめる。まるで19世紀にタイムスリップしたかのような没入感たっぷりのアート体験が叶う約1時間の作品となっている。

開催日時は4/24(土)、5/8(土)、5/15(土)、6/5(土)6/26(土)。予約は事前申し込みが必要だ。

詳しい情報は、特設サイトからぜひチェックしてみて。

© XPERISUS / YouTube

『HIROSHIMA NIGHT MUSEUM』

【特設サイト】https://www.hiroshima-kankou.com/nightmuseum

Top image: © 広島県
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