意外と知らない台湾の常識5つ
東京から、たった4時間。週末トリップの目的地として常に人気のこの国には多くの魅力が溢れている、なんてこと今さら言うまでもないでしょう。
むしろ「おすすめスポット」については、語り尽くされた感があるという人も。でも、いえいえまだまだですよ。
全12回にわたってお届けしてきた、ちょっとディープな台湾ガイド。最終回は、これから台湾を旅する人のために、意外と知られていない常識を紹介。
01.
暖房が(ほぼ)ない!
一年中暖かいイメージがある台湾ですが、ちゃんと四季があります。そして冬はちょっと注意が必要。
もちろん日本よりは暖かいのですが、台湾にはあまり暖房が普及していません。
基本的には暖房がいらない気温なので、エアコンは冷やす為のもの、というわけです。
日本のデパートや一部施設を除いては、一般家庭に暖房機能がないのは普通。ホテルもレストランもタクシーも外と変わらないくらいの寒さになることも度々。冬でも室内は暖かいと思っていると痛い目にあいます。
ちなみに、私が今回訪れたタイミングは、大寒波の影響で日本の真冬並みに寒かったです。我慢できずにホテルで簡易ヒーターを借りました……。
02.
マンゴーは夏だけ
フルーツ天国、台湾。様々なフレッシュフルーツが楽しめますが、前述した通り四季があるので、フルーツによって旬の時期が決まっています。
なんとなく、台湾なら一年中食べれらると思ってしまうマンゴーは、夏を代表するフルーツ。なので、冬の台湾ではマンゴーは食べられません。
日本でもお馴染みになったかき氷店「ICE MONSTER」でも、冬はマンゴーがなく、名物のアレは注文できないのでご注意を。
03.
飲食マナーにかなり厳しい
夜市で食べ歩きのイメージから、飲食マナーに関しては緩そうに思えますが、MRT(地下鉄)内での飲食にはとっても厳しいので要注意。
車内だけでなく駅構内すべてで、ドリンクを飲む事はおろか、飴やガムを食べる事も禁止されています。うっかり違反が見つかると罰金をとられてしまうほど。
この厳しいルールのおかげで、MRTは台湾で一番綺麗な場所と呼ばれているとか。ちなみに、エスカレーターでは右側に立つのがマナーです。
04.
コンビニの袋は有料
日本のコンビニでは、お会計をする時に「要らない」と言わない限りビニール袋がついてきてしまうのもの。
台湾のコンビニでは、こうはなりません。逆に「欲しい」と言って袋を買うシステムです。
微々たる出費とはいえ、エコバッグを用意しておくのが賢明。
05.
パスポートの残存期限規定が変更に
世界に誇る日本の最強パスポート。これさえあれば、ビザ無しで180もの国に渡航することが出来ます。注意したいのは、訪問国によって、求められるパスポートの「残存有効期間」が違うこと。
例えばアジアだと、韓国では「入国時3ヶ月以上」、タイやシンガポール等の多くの国では「入国時6ヶ月以上」とされています。
ですが、2017年8月、台湾はそれまで設定していた「入国時3ヶ月以上」の規定を撤廃。滞在予定日数以上であれば入国可能となりました。
つまり、パスポートの有効期限が帰国予定日+1日あればOKということ!
ますます近くなった台湾をぜひ楽しんでみてください。