看板ネコがお出迎え。地元にとことん愛されるコーヒーショップ
東京から、たった4時間。週末トリップの目的地として常に人気のこの国には多くの魅力が溢れている、なんてこと今さら言うまでもないでしょう。
むしろ「おすすめスポット」については、語り尽くされた感があるという人も。でも、いえいえまだまだですよ。
全12回にわたってお届けしている、ちょっとディープな台湾ガイド。第9回は「いま、台北で行くべきコーヒーショップ3軒」です。
01.
バリスタ世界チャンピオンが経営
「The Lobby of Simple Kaffa」
2016年にバリスタ世界大会で優勝し、近年の台湾コーヒー業界を牽引する存在である「吳則霖(Berg Wu)」さん。
彼がオーナーを務めるのが「The Lobby of Simple Kaffa」です。
MRT忠孝敦化駅のほど近く、オフィスビルのような外観の建物の地下にひっそりとあります。
あまり広くないので、6名以上の団体はお断りという店内。
オーナーの受賞歴が一目でわかるギャラリーにもなっています。
豆にこだわったコーヒーは、ドリップで一杯200~500元(約600~1,500円)と少々お高め。ドリッパーは台湾メイドのCLEVER DRIPPERという特殊なものを使っており、テイクアウトもできます。
正直、ちょっとびっくりする美味しさでした。これは他では飲めないと思います。
02.
看板ネコがお出迎え。
ローカルに愛される「虎記商行」
MRT中正紀念堂駅から寧波東街へ入る、下町感溢れる雑多なエリア。
ふいに現れる、漢方のお店のような「虎記」の看板。
そして、ネコ。
「虎記商行」の看板ネコは、あくまでもクールにお客さんを歓迎してくれます。
古い家を改装した店内。
2階もあります。秘密基地みたいでワクワク。
短い時間の間に、近所の人がふらりと訪れてはお喋りして帰って行くのをチラホラ見かけました。
どうやら地元の人の憩いの場、という感じです。
味のあるマグで提供されるコーヒー。いただいたハウスブレンドは喫茶店テイストのやや重めの味わいでした。
それにしても、この後ろ姿、貫禄さえ感じます。
03.
シンプルイズベストな
「Paper ST. Cafe」
白と黒を基調にしたシンプルな外観。ウッドテーブルでPCを広げる、やたらとおしゃれな常連客。
複合施設「華山1914文創園区」の目の前にある「Paper ST. Cafe」。
ドリンクやペストリーのメニューも、潔く、シンプル。
いただいたのは、シングルオリジンのエチオピアとブラウニー。目の前でバリスタさんが丁寧にドリップしてくれます。
コーヒーも、ブラウニーも、お店の雰囲気通り上品なお味でした。
いい意味で台湾ぽくない、これぞ逆にディープな一軒です。