台北を知り尽くしたデザイナーがオススメする「意外な台湾お土産」
東京から、たった4時間。週末トリップの目的地として常に人気のこの国には多くの魅力が溢れている、なんてこと今さら言うまでもないでしょう。
むしろ「おすすめスポット」については、語り尽くされた感があるという人も。でも、いえいえまだまだですよ。
全12回にわたってお届けしている、ちょっとディープな台湾ガイド。第10回は、台北を知り尽くしたデザイナーと巡る「お土産ショッピング」です。
お茶やパイナップルケーキなど、お土産選びには事欠かない台湾ですが、たまには定番以外だってチョイスしたいですよね。
古き良き街のお菓子屋さん「劉仲記」
同行してくれたのは、インテリアからライフスタイルそのものまでをデザインするVanさん。
そんな彼が待ち合わせ場所に指定したのは、予想を裏切って、お洒落とは程遠い街のお菓子屋さん「劉仲記」でした。
とにかく色んなお菓子が山積みにされている店内。そして、漢字で推測してみるも、最終的には何なのかよくわからないお菓子たち。
つまり、「台湾ならでは」が勢ぞろいしているということです。
そんな中、嬉しそうにサクサクとお菓子をピックアップしていくVanさん。
駄菓子屋に行った時ってこんな感じになりますよね。
正直ややディープすぎると思った次第ですが、これぞ台湾ローカルならではのセレクト。
きな粉:台湾では子どもがよく食べるそう。
蓮根粉:その名の通り、蓮根を粉状にしたもの。溶かしてはちみつを入れて飲んだり、寒天状にしてデザートにするのだとか。
雑糧沙其馬:ふわふわしたシリアルを固めて、ナッツやレーズンなどと絡めたもの。
桃酥:ちんすこうの起源とも言われる、サクサクとしたクッキーのようなお菓子。
芝麻揚げ:ゴマをまぶして揚げたお菓子。中は空洞で軽く食べられます。
特に粉ものを買うのは難易度高めですが、日本ではあまり手に入らないものをゲットできるチャンスでもあります。
そして言うまでもないですが、とても安い!
台湾のぬくもりを感じる「地衣荒物」
次にVanさんが向かったのは、台北最大の問屋街がある迪化街の一角、雑貨屋の「地衣荒物」。
街のお菓子屋さんからの、お洒落雑貨屋さんという、このギャップが流石です。
店内には、オーナーがセレクトした雑貨や衣類、アンティークの食器などがズラリ。
陶器やアクセサリーなどは、約7割が台湾の作家の作品だそう。
真剣な眼差しで店内を物色するVanさん。
手に取った鍋敷きは、稲で作られていて約1,000円とお手頃。
食器コーナーでは更に真剣スイッチオン。
この器は、昔台湾でアイス用として使われていたヴィンテージなんだとか(約3,000円)。
割れ物を持ち帰るのは少々不安ですが、台湾の歴史も染み込んだ素敵なお土産になるはず。もちろん、自分用にも。
【番外編】
私もディープ過ぎないお土産選んでみました
まずは「カラスミ」。カラスミ専門店の「永久號」のものが断然オススメです。
この大きさで600元(1,800円程度)は日本ではあり得ません。
クレジットカードが使えないので、現金のご用意を。
カップ麺は定番でもありますが、オススメしたいのは「維力炸醤麺」。
スープつき即席ジャージャー麺は、日本では中々お目にかかれません。コンビニで買えるのも嬉しいです。
ひとつ、フォトジェニックなものを。
台湾のお茶は何を選んでもだいたい美味しいのです。だったら、パッケージで選んでみようというのがこちらの「琅茶 Wolf Tea」。
台北市内に店舗もありますし、華山1914や誠品書店などの商業施設でも購入可能です。
まあいいや、と思っていても結局買いたくなるのがパイナップルケーキ。
最後の最後に松山空港で買える「手信坊」の土鳳梨は、かなり美味しい。甘さと酸味が絶妙なバランスです。
意外と盲点、スターバックスの台湾限定グッズ。松山空港・桃園空港内のスタバでも購入可能です。