【行かなきゃ損!】ガイドブックに載らない「ヘンテコミュージアム」21選
世の中にあるのは、敷居が高くてアカデミックなミュージアムばかりではありません。世界各地に、目を疑いたくなるような「ナゼ?ナニ?」を収集、展示したヘンテコな美術館・博物館がたくさん。
500年分の犬の首輪を展示した美術館から、有刺鉄線を集めた博物館、さらには「失恋ミュージアム」なんて場所も。ここでは、死ぬまでに一度は訪れたい、奇妙キテレツな世界をご紹介。気になるところが見つかったら、リンクをクリック。日本からは、2つの施設がランクインしてますよ!
ようこそ!世界で最も
奇妙なミュージアムへ。
01.犬の首輪ミュージアム (UK・ケント)
誰かが飼っている犬の首輪に、飛びつきたくなるような興味はわかないかもしれません。けれど、バロック時代の華麗な首輪を目にしたら、きっと考え方が変わるはず。リーズ城内に展示された「The Dog Collar Museum(犬の首輪ミュージアム)」は、およそ5世紀に渡る犬の首輪の変遷を紹介しています。
02.髪の毛ミュージアム (Turkey・アヴァノス)
ちょっと気味悪く聞こえるこのミュージアムにも、スウィートな裏話があんです。地元の陶器職人が、亡くなった友人の遺品として彼女の髪の毛をお店に飾ったことがすべての始まりだったそうです。以来、「Hair Museum」には、およそ16,000人以上の「女性の髪」が展示されるようになったそう。
03.下水道ミュージアム (France・パリ)
パリといえば、ルーブル美術館やオルセー美術館が何よりも先に思い浮かぶことでしょう。この街で風変わりなアトラクションに出会うには、約500mの地下世界へと向かわなければいけません。そこに広がる「Sewer Museum(下水道ミュージアム)」は、いっときはパリ市で実際に下水道として使用されていた場所です。
04.インターナショナル未確認動物学ミュージアム (US・メイン)
「未確認動物学」とは、公式に認定されていない動物の学問。なので、この博物館で見つけられるのは、神話などのみで存在する(とみなされている)イエティ、マーメイド、さらにはネッシーのようなウワサの生きものばかり。ちょっと眉唾ものではありますが、「International Cryptozoology Museum」では、こうした未確認動物の髪の毛や排泄物などがズラリとディスプレイ。
05.インスタントラーメン発明記念館 (OSAKA、池田市)
インスタントラーメンの発明者である安藤百福は、石像となってカップヌードルの上で生き続けています。「インスタントラーメン発明記念館」では、来館者がキッチンでオリジナルの麺を作ることも可能。
06.拷問ミュージアム (Netherland・アムステルダム)
別名、「De Oude Steen (古い石) 」の異名をとるヨーロッパ最古の拘置所の中にあるのが、このミュージアム。100以上もの拷問や処刑にするための道具が並ぶ「Torture Museum」には、ナイーブな心で立ち入りするべからず。
07.水道水ミュージアム (China・北京)
北京市の水処理場に位置するこの「Beijing Museum of Tap Water」は、写真、模型、さらには地図を使って大都市北京の水事情を紹介しています。そもそも、ここのパイプラインは火災時に役立てるためにつくられたものなんだとか。
08.バッドアート美術館 (US・マサチューセッツ)
MoMAやMETほどの認知度はないけれど、超個性派な作品が揃うのが、「MOBA(Museum of Bad Art)」。ここのアートはひと口に言えば、ひどすぎて逆に素晴らしい!恐ろしい自画像から、不自然なヌード画……。この型破りな美術館にはピカソやゴッホは決して鎮座していませんのであしからず。
09.失恋ミュージアム (Croatia・ザグレブ)
アーティストで恋人同士だったOlinka VisiticaとDrazen Grubisic。彼らが別れたあと、心の病を癒すためにつくられたミュージアムがここ。
うまくいかなかった二人の関係のことや、愛しあっていたときに彼らが共有していた品々など、超個人的な想い出が展示品として並んでいます。さらには、この「The Museum of Broken Relationships」を訪れた人たちが、自分の失恋の品々を寄贈。保管してくれるんだとか。
10.パンの文化ミュージアム (Germany・エーバーゲッツェン)
実のところ、このパンを主軸とした博物館「The Museum of Bread Culture」にはパンの展示はありません。それでも、16,000点を超えるパンの歴史に通ずる品々が。中にはピカソが描いたパンの絵までも。さらには、パンに関連する蔵書が約6,000冊。間違いなくパンの歴史に関して世界一のコレクションを携えている場所です。
11.ランチボックスミュージアム (US・ジョージア)
アメリカではその昔、ランチボックスを持つことが違法だった時代があるのだとか。知ってました?
「The Lunchbox Museum」を訪れれば、こうした意外な知識が待っています。どこか懐かしい気持ちにさせてくれる館内には、およそ3,500点もの金属製のランチボックスと水筒が。
12.
トイレ博物館
(India・デリー)
トイレ博物館
(India・デリー)
あなたがトイレ好きだろうとなかろうと、「Sulabh International Museum of Toilets」に来れば紀元前2,500年から今日までのトイレの進化が丸わかり。また、トイレにまつわる風習や意外な法律を学ぶことも。
13.目黒寄生虫館 (TOKYO・目黒区)
「目黒寄生虫館」は、全身の毛が立つくらいゾっとすること間違い無し。世界一長い条虫(長さ8.8m)爬虫類両性類学の寄生虫など、心の準備さえできていれば、45,000もの寄生虫を目のあたりにできます!
14.有刺鉄線ミュージアム (US・カンザス)
「有刺鉄線の都市」と呼ばれるエリアに位置するこの「Barbed Wire Museum」は、有刺鉄線の歴史を見ながら、約2,000点もの現物を目にすることができます。有刺鉄線はアメリカ開拓史と切っても切れない関係。それゆえ、専門のミュージアムをつくる必要があった?
15.
ペニス博物館
(Iceland・レイキャヴィーク)
ペニス博物館
(Iceland・レイキャヴィーク)
オーロラを探す合間にちょちょいと寄れるミュージアムにしては、ちょっと刺激的かもしれません。「The Icelandic Phallological Museum」には、約200ものペニスや陰部が飾ってあります。珍しい博物館ですよね。展示品の中には、さまざまな動物の性器を紹介するエリアも。長さ182センチもの長さを誇るくじらのペニスを見ることだって!
16.
コンドームミュージアム
(Thai・ノンタブリー)
コンドームミュージアム
(Thai・ノンタブリー)
タイは世界で最もコンドーム市場が大きなマーケット。だからタイに「Condom Museum」があるのは全然おかしな話ではありません。その歴史から、一つひとつの強度を実際に検証している様子まで見られます。
17.英芝刈り機ミュージアム (UK・サウスポート)
謙虚な芝刈り機が、この「British Lawnmower Museum」の花形。チャールズ王子や、ダイアナ妃が所有していた芝刈り機まで展示されています。また、世界で初めての芝刈り機を目にすることも。
18.
海底美術館
(Mexico・カンクン)
カンクン国立海洋公園が、サンゴ礁を保護する一環としてつくられた美術館「Underwater Museum MUSA」は、なんと海の中!もちろん酸素ボンベを背負ってでなければ作品を見て回る(泳ぐ)ことはできません。イギリス人彫刻家ジェイソン・デカイレス・テイラーによる500体ちかい彫刻が海底にずらり。
19.
より糸ミュージアム
(US・ミネソタ)
より糸ミュージアム
(US・ミネソタ)
ミネソタ州ダーウィンでは、フランシス・ジョンソンさんが約29年かけ、「より糸」のみで編み出した最高傑作を目にすることができます。巨大なより糸玉の作品は、重さ8.7トン、高さは11フィート。詳しくは「Twine Ball Museum」へ。
20.
王子のコレクション博物館
(UAE・アブダビ)
ピラミッド型の「Emirates National Auto Museum」には、アブダビ首長国シェイク・ハマッド王子の所有する自動車コレクションを閲覧できます。世界中から200車種以上を集めており、どれもレアなものばかり。地球儀の形をしたキャラヴァンから、7色のメルセデス・ベンツまで。曜日ごとに乗り分けられるためだそう。ゴルフレンジを屋根に搭載した軍用車まで。
21.
うさぎミュージアム
(US・カリフォルニア)
うさぎミュージアム
(US・カリフォルニア)
世界記録を持つこの「The Bunny Museum」。約28,000ものうさぎに関連したアイテムがびっしり詰まっており、その展示品の数が世界一。目玉は、なんと言っても「凍結乾燥されたうさぎ」。