ヘンテコなビル「やながせ倉庫」が、岐阜の街をおもしろくする。

繊維の街として栄えた、岐阜県岐阜市。

その中心には、かつて全国各地から買い物客が訪れた「柳ケ瀬商店街」があります。

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バブルのころは日本有数の賑わいを誇り、毎日がお祭り騒ぎだったそうです。

現在はその賑わいは失いつつも、昔ながらの商店に混じって、少しずつ新しい店のシャッターが開く様子が見受けられるようになっています。そんな風に、シャッターを開くひとつのきっかけになっている場所が、商店街の片隅にあるんです。

カフェ、古着屋、アトリエ…
「ヘンテコビル」

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ここは、築50年のもともとスナックや小料理屋などが入っていた雑居ビルを改装した、ちょっとフシギな建物。その名も「やながせ倉庫」。

カフェや古着屋、アトリエなどのお店や作家さんが入居する、ショップとアトリエです。

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今でこそ全国的にみれば、シェアオフィスやシェアハウスなど“シェア”という概念が社会に広く定着しつつありますが、「やながせ倉庫」が始まったのは、今から13年前。

当時はまだシェアという概念も、DIYやリノベーションという言葉も聞き慣れないもので、リフォームやリデザインと言われていたそうです。

マイペースな営業スタイルと
病みつきになる「雑多感」

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一歩足を踏み入れてみれば、なんとも言えない 「雑多感」を感じるはず。左手がカフェかと思えば、右手は古着屋、中庭には古道具が並び、2階からは作家さんの足音。ほとんど毎日明かりが灯る店もあれば、週末限定の店舗もあり、それぞれがマイペースに営業しています。

もともとは6組の入居者からスタートし、入居者が増えていくたびに、なんと「やながせ倉庫」のオーナーさんが自らハンマーで壁を壊すようにして、店舗スペースを拡張していったそうです。

空いているところは
全部活用

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通路の両脇には、アクセサリーショップや古着屋、階段下にはハンドメイドの花雑貨の店も。

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通路には、その他にも古本の無人販売スペース。田舎ではよく見かける野菜の無人販売を思わせるようなユルさが、なんだか心地よかったりもします。

倉庫から、商店街へ

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そんなヘンテコビルですが、実はここから独立してお店を始める人がどんどん増えています。

その結果、商店街やその周辺に自営業の店が目立つようになったのだとか。できる人が、できることを、できる範囲でやる、という気ままさが長く続く秘訣。でも、のんびりマイペースにやっているようで、最終的にはしっかりまちの活性にもつながっているんです。

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新しい入居者、新しい環境によって、完成することなく、つねに変わり続ける——。未完成のこの場所に、探検気分で迷い込んでみては?

やながせ倉庫

住所:岐阜県岐阜市弥生町10金川ビル
定休日:店舗による

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