世界にも負けない。岐阜で作られる国産「奥飛騨キャビア」

「キャビアはサメの卵」とよく耳にしますが、実はこれは間違い。

キャビアの原料となる卵を産むのは “チョウザメ” と呼ばれる魚で、名前は似ていますが、サメの仲間ではありません。チョウザメは何億年も前から姿を変えずに地球上に生息している古代魚なのです。

薄い塩味の「奥飛騨キャビア」は
白いご飯との相性がいい

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©2018 Makoto Kujiraoka

かつては日本の川にも生息していたチョウザメですが、キャビアの原料となる卵や、コラーゲンを豊富に含んだ肉を目当てに乱獲され、絶命危惧種となっています。しかし現在、日本各地でチョウザメの養殖事業が盛んにおこなわれており、中でも岐阜県高山市奥飛騨で作られているキャビアは、もっとも高級とされるカスピ海産に負けないほど良質だと評価されているんです。

キャビアはクラッカーやパンに乗せて食べるイメージが強いですが、やはり日本人としては白いご飯に乗せたくなってしまうもの。贅沢にお茶漬けにするのも美味しそう。

最寄り駅まで車で1時間近くもかかる奥飛騨の大自然に囲まれ、山奥のきれいな水を使ってのびのび育てられたチョウザメの卵にはまったく生臭さがなく、上品な味わい。日本人の舌に合う薄い塩味で、とても優秀なご飯のお供になるんです。

広がる養殖事業
奥飛騨の水が味の決め手

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©2018 Makoto Kujiraoka

チョウザメは淡水魚なので水槽で飼育でき、きれいな水を豊富に手に入れることができる山奥が適しています。奥飛騨では山の地下水を組み上げ、太陽光を完全に遮断した部屋で厳重に飼育されています。

チョウザメの養殖は、岐阜県高山市の他に、北海道の美深町や宮崎県日南市などでも取り組まれています。2015年には国産キャビアの海外輸出も解禁され、副業としてキャビアの養殖にチャレンジする人も増えてきていると言います。

これからますます、国内でのキャビア生産は加速していくことでしょう。

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©2018 Makoto Kujiraoka

購入は、焼岳すっぽんより。

Top image: © Makoto Kujiraoka

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