【三重県】ブランド牛を1000円でご飯のお供に。「松阪牛しぐれ煮」が贅沢!

高級和牛の代表格、三重県の松阪牛(まつさかうし)。ビールを飲ませるという贅沢な育て方でご存知の方も多いはず。

じつは三重県は全国で一番下戸の人が多く、喫煙率も日本で一番少ないという県民性だそうです。一説には、そんな下戸の畜産家のひとりが「牛ぐらいには晩酌させてやろう」と思って牛にビールを飲ませたところ、その牛の肉質が良かったことから松阪の畜産農家の間で広まっていったのだとか。

その後、牛が食欲不振になったときにビールを飲ませると胃のなかの微生物の状態が改善することがわかり、獣医学的にも認められたそうです。

口のなかでとけるようなキメの細かい牛肉ができる裏側には、心優しい畜産家の思いやりが隠れていたんですね。

文明開化の味わいがする
「松阪牛 しぐれ煮」

©2018 Takeshi Kimura

日本で牛肉食が広まったのは、明治以降。現代に生きる私たちにとってお肉の焼ける匂いは食欲をそそるものですが、肉食に慣れていなかった明治の人たちにとっては敬遠すべきもので、味噌をたっぷりと使った牛鍋なども濃いめの味つけだったようです。

この「松阪牛 しぐれ煮」も、そんな明治時代から続く牛肉調理法のひとつ。甘辛く煮たてた牛肉に生姜の風味が香り、松阪牛ならではの脂の甘みを引き立たせています。

松阪牛の旨味を
余すところなく味わえる

©2018 Takeshi Kimura

また、切れ端の肉まで余すところなく使える「しぐれ煮」なら、高級牛肉といえどもリーズナブルに楽しめるのが嬉しいところ。

三重県の畜産家が愛情たっぷりに育てた、高価な松阪牛。無駄な部分ができてしまうともったいないですからね。農家さんと牛に感謝しながら、白いご飯をかきこみましょう。

©2018 Takeshi Kimura

購入は、松阪まるよしより。

Top image: © Takeshi Kimura
【特集】47都道府県の「ご飯のお供」、集めました

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