せごどんも愛した黒豚を使った、鹿児島「黒豚みそ」

「アメリカ人は、ポテトは野菜だからヘルシーだと思っている」なんてのはよく聞くエスニックジョークですが、日本人だって笑えません。

かつて豚肉を「歩く野菜」と呼んでいた人たちがいました。そう。鹿児島の人たちです。

鹿児島の名産を
組み合わせた常備菜

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©2018 Makoto Kujiraoka

鹿児島の名産といえば、黒豚に奄美のサトウキビから作るお砂糖、それに地元産の麦味噌を加えて作った「黒豚みそ」が有名。(鹿児島では、痩せた土地でも育つ麦を使った味噌が一般的なのです)

ご飯のお供としてはもちろん、野菜スティックにディップしたり、ナス味噌炒めに調味料として使ったりと、鹿児島では様々な形で食卓にのぼる万能の常備菜として愛されています。

基本的には沖縄のアンダンスーと共通の作り方であるあたり、薩摩が古くから琉球王国と交流してきたことをうかがわせます。ただし、沖縄では豚の脂肪を使うのに対して、こちらはお肉の部分もたっぷりと使うのが特徴的。そのため、そぼろのように肉の旨味も感じることができるんです。

島津兵の強さの秘密は
「豚肉食」にあり!?

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©2018 Makoto Kujiraoka

戦国時代から安土桃山時代にかけて、薩摩・大隅半島を拠点に一時は九州統一の目前まで迫る強さを誇った、島津氏。そんな薩摩武士は戦場まで兵糧として豚を連れて行くほどの豚肉好きでした。

というのも、もともと豚肉食が普及していた琉球王国と貿易交流していたことや、桜島の火山灰が堆積したシラス台地は痩せていて農業に適していなかったことなどの地理的要因が、鹿児島で豚肉食が普及した理由のひとつ。

当時の日本は、仏教思想から肉食は厳禁。そのため猪を「山鯨」と呼んだり、うさぎを一羽二羽と鳥の数え方で呼んだと言われていますが、それと同じく薩摩武士は豚のことを「歩く野菜」と呼んでいたそうです。

単に呼び方を変えることで当時のタブーを逃れていただけでなく、きっと彼らにとっては野菜のように滋味溢れ、健康を保つためのものだったのでしょう。

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©2018 Makoto Kujiraoka

購入は、グルメスタジアムより。

Top image: © Makoto Kujiraoka
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