緑いっぱいの公園に佇むカフェ。岐阜「KAKAMIGAHARA STAND」

岐阜県の南に位置する、各務原市。

「かかみがはら」とも「かかみはら」とも「かがみがはら」とも呼ばれる、正式名称すら曖昧な街に、昨年秋、新しい風を吹き起こすカフェがオープンしました。

各務原の暮らしが楽しくなる
「文化発信基地」

©2018 さかだちブックス

カフェの名前は「KAKAMIGAHARA STAND(かかみがはらスタンド)」

目の前には市民の憩いの場である緑豊かな公園が広がり、親子連れや犬の散歩をする人がふらっと立ち寄るほか、今ではお隣の愛知県や三重県などを中心に、遠方からたくさんのお客さんがここを目指して各務原に訪れるほどの人気ぶりです。

©2018 さかだちブックス

KAKAMIGAHARA STANDはカフェとしてだけでなく、「文化発信基地」としてさまざまな仕掛けをしています。

たとえば、マーケットイベントやワークショップを企画して人を呼び込んだり、“寄り合い”と呼ばれる誰でも参加できる交流の場を企画したり。KAKAMIGAHARA STANDを起点として、各務原での暮らしをよりよく、楽しくしていこうという輪が広がっています。

「みんなでつくる」
カフェ

©2018 さかだちブックス

その輪の発端は運営を担う「かかみがはら暮らし委員会」のメンバー。

各務原周辺のヘヤーサロンやデザイン事務所、飲食店、セレクトショップの店主で発足しました。そこから年齢、職業問わずどんどんメンバーが膨らんでいます。カフェのオープン時の資金調達にはクラウドファンディングを利用するなど、メンバー以外の力も加わりました。

最近では、KAKAMIGAHARA STANDのスタッフが独立して喫茶店を開業するという動きも見られ始めています。

©2018 さかだちブックス

カフェのメニューも、各務原の素材や人を総動員したもの。

この「カカミガハラサンド」は、パンに使われている小麦から新鮮な野菜まで、すべてを各務原市内の生産者産から仕入れており、パンを焼いているのも地元のパン屋さん。大量生産されているものを使うよりもコストはかかってしまうそうですが、お客さんに「各務原」を体験的に伝えるのにひと役買っています。

テイクアウトして、青空の下、芝生で頬張るのがおすすめ!

©2018 さかだちブックス

各務原も岐阜県もまだまだ知名度は低い地域ですが、「KAKAMIGAHARA STAND」を中心に、着実に新しいものごとがはじまる拠点になり始めているんです。

かかみがはらスタンド

住所:岐阜県各務原市那加雲雀町10-4
(各務原市役所前下車 徒歩3分)
定休日:木曜日

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。