Z世代の価値観を紡ぐのは「映画」?マッチングアプリ『with』が20代の映画と恋愛観を調査

映画はただの娯楽ではなく、人の価値観や個性を反映する鏡でもある。マッチングアプリ『with』が20代のユーザーを対象に実施した調査によると、93.1%が「好きな映画にはその人の好みや関心が表れる」と感じていることが分かった。

この結果は、映画の趣味が単なる娯楽を超え、自己表現や人間関係の構築に影響を与えていることを示している。

意識調査の概要

調査名:映画についてのアンケート

調査主体:株式会社with

調査方法 :Typeform S.L.の「Typeform (タイプフォーム)」を用いたインターネットリサーチ

調査対象:マッチングアプリ『with』のユーザー

調査期間 : 2025年2月19日~2025年2月25日

調査人数(有効回答数):20代女性:1,368名、20代男性:1,783名 

 

集計対象の「好みカード」について

2025年2月6日時点で「映画」カテゴリーに登録されていた男女合わせた登録人数が多い上位100枚の好みカードを集計。

株式会社with概要

社名:株式会社with

英語社名:with, Inc.

代表者:代表取締役CEO五十嵐 昭人

本社所在地:東京都渋谷区恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー17F

運営開始日:2023年3月1日(※株式会社エニトグループから会社分割により事業を承継した日)

事業内容:マッチングアプリ 『with』の運営

主要株主:株式会社エニトグループ(100%)

© 株式会社エニトグループ

映画は「恋愛観」とも深く結びつく

心理学の研究によると、映画の好みはその人の恋愛観にも影響を与えると言われている。例えば、ロマンチックな映画を好む人は、理想主義的な恋愛観を持っている傾向があり、アクション映画を好む人は刺激を求めるタイプが多いという分析もある(参考: Journal of Media Psychology, 2023)。こうした視点を持つと、映画の話題は単なる趣味の共有ではなく、お互いの価値観を深く知る手がかりにもなるだろう。

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映画選びの決め手は「ストーリー」

この調査では、映画を選ぶ際の最も重要な要素についても質問が行われた。結果、81.1%が「ストーリーが最も重要」と回答し、次いで「好きな俳優が出演している」「映像の美しさ」「音楽」などが挙げられた。これは、映画の内容が視聴者の価値観や人生観に強く影響を与えることを示している。

また、映画の視聴スタイルに関するデータも興味深い。約7割が「一人で映画を見ることが多い」と回答し、映画は個人的な楽しみとして消費される傾向があることが分かった。一方で、83.2%が「マッチングアプリで出会った相手との映画館デートに肯定的」と回答しており、気になる相手と映画を共有することに対しては前向きな姿勢を持っている。

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『with』の「好みカード」とマッチング率の関係

マッチングアプリ『with』では、映画の趣味を通じて相手との共通点を見つけやすくするための機能「好みカード」が用意されている。この機能により、ユーザーは自分の好きな映画をプロフィール上で表現できる。

調査によると、好みカードを40枚以上登録している男性は、0~5枚しか登録していない男性と比較してマッチング率が16倍高いという結果が出ている。このデータは、共通の趣味をプロフィールに明記することで、相手との接点を作りやすくなることを示唆している。

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映画が生む新たな出会いの可能性

『with』の調査結果からは、映画が単なる娯楽を超え、人と人とのつながりを深めるツールになり得ることが読み取れる。共通の映画の趣味を持つ相手と出会うことで、会話が弾みやすくなり、関係の進展がスムーズになることもあるだろう。

また、映画の視聴スタイルにも変化が起きている。ストリーミングサービスの普及により、NetflixやDisney+で同じ映画を遠隔で一緒に見る「オンライン映画デート」も増えている。今後、マッチングアプリと映画の関係性はさらに深まり、新しい出会いの形が生まれていくかもしれない。

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Top image: © andresr/iStock
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