青春と音楽。変わりゆく「視聴スタイル」。

青春時代に聴いていた音楽は、大人になっても耳に残っているほどの思い出。それは、楽曲だけでなく、レコードやカセットテープ、CD、MDなど、“形”と共に記憶されていたりもします。少なくとも、ある一定以上の世代にとっては──。

しかし、「Digital Music News」に掲載されたPaul Resnikoffさんの記事を読むかぎり、音楽をなんらかの形とともに楽しむスタイルは、完全に過去のものになってしまったことを痛感しました。

あなたは、どのように
音楽を聴いていますか?

アメリカの音楽関連の調査会社MusicWatchがおこなったアンケート結果によると、現在のティーン世代(13歳〜17歳)は新旧のフォーマットで音楽を聴いていることがわかります。

その中でも、やはり最も多いのが、ストリーミング配信サービスで41%。続いてデジタル・ダウンロードで20%、そして意外にもAM/FMラジオが13%という結果になりました。現在のティーンたちは主に、彼らが産まれる前には存在しなかったフォーマットを好んでいるようですが、ラジオやレコードなど、過去のものを毛嫌いしているというわけでもないようです。 

ただし、はっきりと言えることは、もっとも重要な要素は、便利であるかどうか。特に2000年代に新しく進出したフォーマットが、現在も利用されているそうです。

・ストリーミング配信: 41%
・デジタル・ダウンロード: 20%
・SNS上の音楽: 7%
・Sirius/XM: 3%
・ミュージック・ビデオ視聴: 3%
・ポッドキャスト: 2%
・iHeartRadio/TuneIn Radio: 2%
・公式サイトに乗っているサイト: 2%
・公式サイトから聴くAM/FMラジオ: 1%

2000年代当時に人気だった音楽フォーマットの現状はこのようになっています。

・AM/FMラジオ: 13%
・CD: 3%
・Listen to Music Audio TV: 2%
・LPレコード: 1%

若い世代の間でレコードブームが起きている、などと言われることもありますが、実情は少し違うようです。大きな要因としては、お金と不便さでしょう。ティーン世代だと少ないお小遣いの中でやりくりする必要があるため、なるべく機動力のある利便さを選んでしまうのでしょう。

とはいえ、20代にはレコードを集めている一定の層がいるようです。安定した収入があるため、趣味にも没頭して自分たちのアイデンティティを形成しているのかもしれません。

Z世代は
今後の大きなマーケット

現在のティーンたち、いわゆるZ世代たちは、ベビーブーム世代やミレニアル世代よりも大きなマーケットとして期待されています。特に、Z世代が18歳〜34歳の年齢層になれば、消費もより多くなります。今後の音楽の消費の仕方も、今までとは違う形になっているはず。音楽業界がそれにどう順応していくのでしょうか。

Licensed material used with permission by Digital Music News

関連する記事

ライブ配信型の音楽フェス「BLOCK.FESTIVAL(ブロック フェスティバル)」が始動。Vol.0が本日20:00〜24:00にて「LINE LIVE...
「ハーマンインターナショナル株式会社」が、全国の10~60代計2,000名を対象におこなった調査では、半数以上の人が「音楽のない世界では生きていけない」と...
水中で、息継ぎしながら、音楽ライブ!?
音楽配信サービス「Spotify」「Apple Music」「YouTube Music」「Deezer」が、差別的な表現を含むコンテンツを削除。「BBC...
明治大学で微生物学を研究する村上周一郎教授が、熟成肉を製造するレストラン経営者と協力し開発した「エイジングシート」
サンフランシスコに拠点をおくメンズアパレルブランド「Eison Triple Thread」は、先日テクノロジーを最大限に活用したサービス「Fits」を始...
町工場×DJの音楽レーベル「INDUSTRIAL JP」
アメリカの心理学の調査によると、現在の10代のZ世代たちはスマートフォンの世代。スマートフォンが原因で家族や友達、または恋愛に対しても消極的になり、画面と...
「サイマティクス(Cymatics)」という学問をもとにつくられたそう。
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団、英国レコード産業協会、音楽配信サービス「Deezer」による共同研究によると、10年前、30歳未満のリスナーはわずか10...
高級ホテルチェーン「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」が日本初進出となる「ローズウッド 宮古島」を2024年に開業すると発表した。
伝説的音楽プロデューサーであるクインシー・ジョーンズが監修を務める動画配信サービス「Qwest TV」が日本でのサービスを開始。貴重な映像をライナーノーツ...
20代は目を肥やす時間。30代はそこでの学びをもとに自分にあった判断が下せるようになる年代。ライターSuzanne McKenzieのこのメッセージ(「E...
立命館大学×順天堂大学×東京藝術大学COI拠点の三者が共同開発したウェブアプリ「Biosignal Art(バイオシグナル・アート)」。「人間のカラダの構...
10月19日、「Apple」が無料で365日24時間にわたって音楽映像をストリーミング配信するサービス「Apple Music TV」をローンチ。アメリカ...
ドイツの連邦金融裁判所は、テクノミュージックを正式な音楽ジャンルのひとつとして認め、チケットの税率を引き下げることを決定した。
20代の採用をトータルにサポートする会社「学情」のアンケート調査によると「UIターンや地方での転職を希望する人」は65.8%で、今年5月から29.7ポイン...
人生に置いて迷いの生じやすい30代をよりよく過ごすためには、自信を持って自分を愛することが大切だとElite DailyのJasmine Vaughn-H...
20代のうちにこれだけはやっておけ。それこそ耳にタコができるくらい、多くのアドバイスを聞いてきたことでしょう。さて、それが一度でも腑に落ちたことがありますか?
「Your Time Capsule」という”あなただけの懐メロ”を集めてくれる新サービスがSpotifyで開始。10代のころに聴いていただろうという曲を...
あのマイルス・デイヴィスに「この星で最も重要な音楽家のひとり」と評されたと言われるブラジル音楽界の巨匠が、日本にやってくる。
大人になるにつれ、友情のあり方も変わります。学生から社会人へ、そして年を重ねる毎に賢くなるように、友達との付き合い方も変わっていきます。でもその変化は決し...
お持ち寄りのフードも違えば、パートナーの質だって違う。そのくらい20代前半と後半には差があるようですよ。
ウォンテッドリー株式会社が、名刺管理アプリ「Wantedly People」の400万ユーザー突破を記念し、聴けば仕事に集中しやすくなる音楽“ENERGY...
イギリスの「LoveFit」は、ウェルネスのフェスでありながら、音楽も楽しめる“欲張り”なイベント。日中は、ヨガやキックボクシングなど、さまざまなアクティ...
スマートフォンやパソコンなどでラジオが聴ける無料のサービス「radiko」は、脳科学者・加藤俊徳医師監修のもと、大学生8名を対象に「ラジオを聴き続けると脳...
私はいつも音楽を聴いている。キッチンで、お風呂で、カフェで。あらゆる場所で音楽は私にとって大切な存在。私の音楽の好みは幅広い。7歳の頃に父が初めてライブに...
日本のパソコン周辺機器メーカー「I-O DATA」から発売が予定されているスマートフォン用CDレコーダー「CDレコ5」シリーズ。このプレイヤーは、Wi-F...
『AKIRA』の音楽に焦点を当てた常設展示が「日本科学未来館」に誕生するという。「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」と題された同展...
20代から30代へと変わるうちに、親友と楽しむことをまとめました。ダンスパーティへ行ったり、知らない土地へ旅行したり、一緒に本読んだりと、20のチェックリ...