幸せな人生を送る、5つのモノサシ。あなたはどう?

溢れるような情報量、マーケティング調査により究極まで突き詰められた広告、こういったものに振り回されるほど、人生も家計も苦しくなっていくだけーー。

そう語るのは「becomingminimalist」のLisa Avellanさん。

本当の意味で「人生のモノサシ」にするべき基準について、まとめています。

世間の常識ではなく
自分の「スタンダード」を

ハーバード大学の経済学者Senshil Mullainathanはこう語ります。

「ひとりの広告主があなたのところにきて、あなたの気持ちを変えることは大変難しいことです」と。しかし、ローンを借りることが一般的になると、誰もが疑うことなくローンを組むようになるのです。

そして人は、自分が何を買うのか、何を買うことができるか、というモノサシで自分の人生を測るようになってしまいます。高いものを買うことだけが幸せなのでしょうか?

シンプルな人生とは、そういったスタンダードに左右されないものです。自分の人生にとって本当に必要なものは何なのか、を見つけ出す必要があるのです。

本当の自分の価値や幸せというものは、周りの常識で測られるものではありません。自分にとっての幸せや成功を定義することで、より有意義で豊かな人生を送れるようになるはずです。

01.感謝

今あるものに感謝することができれば「もっと欲しい」という気持ちは持たなくなります。今あるもので十分だ、と思うことが大切なのです。

この視点は、あらゆる広告メッセージの「今あるものより新しいものを」というメッセージに対する盾になります。感謝という気持ちは、今私たちが持っているもので十分だと思わせてくれるのです。本気でそう思えたとき、私たちには新しい車や、靴、デバイスが必要なくなるのです。

02.寛大さ

「男を測るなら、心を測れ」とは、マルコム・フォーブス氏の言葉。

シンプルな人生を送る上で一番の贈り物は、自由を与えられることです。無限の自由というのは、私たちの生活そのものを寛大にしてくれます。つねに時間、お金、才能、おもてなし、寄付、飛行機のマイル、などを気にする生活はやめにしませんか?

それらを捨て去ったとき、あなたはもっと寛大になれるはず。

03.満足感

広告というものは、私たちの「不満」を見つけるのが驚くほど上手です。そして、その不満に結びつけて新商品を伝えているのです。新しい製品の性能を不満へと結びつけることで、私たちの欲求を刺激するのです。

たとえば、新しいiPhoneが発売されるとき。アップルストアに長蛇の列ができているのを想像してください。今の機能でも十分にも関わらず、さらに魅力的なものだ、と巧みに伝えているだけなのです。

満足感というものは、決して新しいものを手に入れるだけでは得られません。一時的な欲求は満たされるかもしれませんが。すでに充分持っているにもかかわらず追い求める行為は、私たちをより生きづらくしているのです。

04.入手可能性

アメリカの作家ボブ・ゴフは、とても陽気で気まぐれな性格として知られています。彼は、自身のベストセラーの本の裏に、自分の電話番号をつけていたことでも有名です。彼は電話を心待ちにし、それに答えているのです。つまり彼は、自分自身を私たちにも「入手可能」な存在にしているのです。

そして彼は、9ヶ月以上先の予定は絶対に入れないようにしているそうです。有名作家であれば1年後の講演の予定が入ることもあるでしょう。しかし、それでも予定を入れないようにしている理由は「もし孫ができたら一緒に過ごしたいから」だそうです。いつでも自分を「入手可能」にしておくことは、自分のためにもなるのです。

忙しさは、人生を測るモノサシにはなり得ません。あなたの人生を奪っている泥棒でもあるのです。忙しくしている人が、それだけで充実して成功しているかのように見えることもあるかもしれません。しかし、その忙しさから得られるものがたいしたものではないこともあります。

「NO」という勇気を持ちましょう。そしてあなたがイエスということで、人生は作られていくのです。

05.目的

アメリカの詩人、ラルフ・ウォルド・エマーソンは「人生の目的は幸せになることではありません。人から頼られ、人を敬い、思いやりを持ち、生きるということを目的にすべきなのです」と語っています。周りの人を気にしたところで、自分の人生を理解できることは決してありません。

あなたの人生の目的は何ですか?

今一度、自問してみてください。そこで出てきた答えこそが、本当の私たちのあるべき人生、姿なのです。

Licensed material used with permission by becoming minimalist
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。