「捨てる」ではなく、「減らす」ことでしあわせを見つける方法

日本でも「断捨離」や「ミニマリスト」など、物を「捨てる」ことで本来の豊かさを求める人が増えています。しかし、生活を劇的に変化させてしまうと、それ自体がストレスになってしまうことも…。そこで行動を「減らす」というソフトな方法はどうでしょうか。

起業家のマーク・アンジェロ・コッポラさんがまとめた「Collective-Evolution」の記事によれば、消費主義の影響によって、私たちは新しいガジェットを買ったり、クローゼットを衣服で埋めることで満足感を得ようとしがちです。しかし、物を「増やす」ことで豊かになるのではなく、自分の価値観や生活に必要なことを知り、不必要な行動を「減らす」選択をしましょう。

そうすればきっと、人生の選択肢はもっと豊かなものになるはずです。

01.
無意識にやっている
「小さな習慣」を見直す

毎日、無意識にやってしまっている行動は意外と多いものです。

たとえば、何気なくチェックするSNS。習慣にしているつもりはなくても、心当たりはありませんか?友だちの投稿やニュースをチェックするには便利だし、つい見てしまいます。でもあえて立ち止まって、この行動にどれほどのコストをかけているのか、考えてみてください。これが最初のステップです。

貴重な時間を費やしてまで、本当にやりたいことなのか?問いかけてみてください。

02.
違うアクションに
置き換えてみる

SNSのチェック時間を、意識的に新しい行動に置き換えてみましょう。たとえば、友だちへ電話してみる、本を1章分だけ読む時間にあてる、20分間ウォーキングしてみる、など。

実際にやってみれば分かると思いますが、これらに置き換えたところで、あなたの生活は何ひとつ犠牲になることはないでしょう。むしろ、より「実感」のあるライフスタイルを味わえるはず。

03.
「口にするもの」を
見直してみる

食べることは、本能のひとつです。口にするものを変えることで、人生は変化していきます。

たとえば、いつも食べている物がどこから来ているのか、と考えたことはありますか?加工食品や有名チェーン、色々な選択肢がありますが、これからは地元の食品や個人レストランを選んでみてはいかがでしょうか。

もちろん、すでに健康に気をつかい、色々なところから食品を取り寄せているのかもしれません。でも、地産地消の価値について、もう一度考えてみてください。

たとえば、地元のビジネスオーナーと知り合いになって、新しいコミュニティをつくることができるかもしれません。社会的、環境的、健康的にも意味があるのではないでしょうか。

04.
モノもスペースも
無駄をなくす

クローゼットのなかには、どれくらいの服が入っていますか?

まったく着ない服があるのなら、それは不必要かもしれません。慈善団体などに寄付するという選択肢もあります。そして服を減らした分、クローゼットのスペースは空きます。

一見、無意味な行動のように思えるかもしれませんが、実際にやってみると「持ち物」が少ないほど自由が利く、ということが分かるでしょう。

05.
オフラインになる時間を
大切に

ここまで来たらスマホやノートPCの使用をやめてしまいましょう。…というのは冗談ですが、キッパリと絶つのではなく、自分がどれほどの時間をそれに費やしているのか、きちんと把握しましょう。そして、使用時間の制限を検討してみてください。週に1〜2時間からでもいいかもしれません。

こう考えてみましょう。オンラインで楽しめるものは、どれだけ離れても逃げたりしません。つねにそこにあって、いつでも楽しめるものなのです。

重要なのは、オフラインの間も自分は自分である、ということ。自分自身を見直すことで、他にやりたいことが見つかるかもしれません。

毎日、ディスプレイの前に座って過ごす1時間を、いったい何に使いましょう?1年もあれば、1冊の本が書けるかもしれないし、新しい言語を学ぶことだってできるかもしれません。その可能性は、無限大なのです。

Licensed material used with permission by Collective-Evolution
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。