車椅子ユーザーのためのウェア、「ZOZO」の新サービスで!

障がいをもつアスリートがそうでない人々と同様にスポーツを楽しみ、極め、競う、パラ五輪もパリで開催される今月。

時を同じくしてこの夏、障がいの有無など関係なくすべての人がファッションを楽しめることを目指した“インクルーシブウエア”のサービスがファッションEC「ZOZOTOWN」でスタートした。

「キヤスク with ZOZO」はじまる

“インクルーシブウエア”とは、障がいの有無や体型の違い、性別などに関係なく、誰もが便利に使える「インクルーシブデザイン」の考え方を取り入れた服こと。

障がい当事者それぞれが異なるファッションの悩みを抱えている現状の解決へ、生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」と、障がいや病気のある人への服のお直しオンラインサービスを提供する「キヤスク」が協業して、ファッションブランドに向けたインクルーシブウエアの受注生産「キヤスク with ZOZO」を立ち上げた。

©株式会社コワードローブ

車椅子ユーザーに応えた
アイテム開発からスタート

展開する第一弾アイテムとして、「ZOZOTOWN」上で車椅子ユーザーの悩みに応えるインクルーシブウエアの販売・提供を今月10日から開始している。

左「デニムチェアーパンツ」、右「チェアーパンツ」©株式会社コワードローブ

足に障がいがあっても着脱しやすくするために、「腰から裾」または「腰から膝」まで開閉できるファスナーをパンツの両脇に取り付けている。さらに、床ずれが発生しにくいように、体重により圧迫される部分の皮膚が傷つくのを防ぐため、臀部には縫い目を作らない設計にしているとのこと。

©株式会社コワードローブ

みんなが「自分好み」を
シームレスに選べる

障がい当事者一人ひとりのニーズに応えるためには、サイズや仕様などさまざまな種類の在庫を用意せねばならない課題があったファッションブランドも、同サービスの利用を通じて、商品の在庫を持つことなくインクルーシブウエアの提供ができるようになる。

障がい当事者にとってもブランド・デザインの選択肢が増えるだけでなく、カラーセレクトなど自分好みの服を選べるメリットも生まれるだろう。

「キヤスク with ZOZO」に共感するファッションブランドとインクルーシブウエアの輪を広げていくことで、抱える悩みから解放されて誰もがファッションを楽しめる世界が実現する。そんなこれからに期待できるサービスのスタートだ。

©株式会社コワードローブ

『キヤスク with ZOZO』
【ブランドURL】https://zozo.jp/brand/kiyasukuwithzozo/

Top image: © 株式会社コワードローブ
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