パリ発の新顔サステナブランド「domestique 」、日本市場へ本格上陸
パリ発祥のこれからの活躍が期待される新ブランド「domestique (ドメスティック)」が、この春から日本市場へ本格上陸をしている。
全国の「アッシュ・ペー・フランス」系列店でプロダクトの販売を開始した同ブランドは、日常で目にする何気ないものに着想したデザインと、素材調達から生産までをパリで行うサステナブルなブランドだ。
“在庫ゼロ“”廃棄物ゼロ”がポリシー
同ブランドがポリシーとして掲げるのは、 “在庫ゼロ”そして “廃棄物ゼロ” 。
製作の全工程で環境問題に配慮しており、素材は主にベジタブルタンニンレザーを使用。調達もアトリエに近いパリのメーカーからという徹底ぶり。最新技術も導入して無駄のない裁断を行うなどの生産を行っている。
最終的な端切れは試作品へ再利用したり、廃棄物の分別も徹底的に取り組んだりするなど、トレーサビリティへ注力をしたサステイナブルな姿勢を見せる。
メイド・イン・パリは環境への配慮も
デザインから生産までのすべての工程が、二酸化炭素の排出削減のためパリ市内で行われ、製品は職人の技術を駆使したハンドメイドによってつくられているのも特長だろう。
2018年、メイド・イン・パリであり、卓越した技術をもったクリエイションであることを証明する “Fabriqué à Paris” を取得。2021年以降は、フランス初のSDGsを牽引する企業支援施設「La Caserne(ラ・カルゼヌ)」にアトリエを構え、制作活動を実施。さらに、2023年には第30回「2023年 パリ市街クリエーション大賞」のアクセサリー部門においてグランプリを受賞しており、さらなる成長が期待されるブランドでもある。
プロダクトに込められる
サステナな想い
先月にリリースされた最新作のトートバッグでは、買い物に使われるビニール袋をレザーバッグに昇華させたユニークかつミニマルなデザインに仕上げている。
日常で使い捨てにしてしまいがちな存在をデイリーに何度も再利用できるトートバッグに転換させるなど、サステナビリティを重視し、過剰な消費社会に警鐘を鳴らす同ブランドが日本でどのように受け入れられるのか。今後の展開が期待される。
『domestique』
【取り扱い】公式オンラインショップ、H.P.FRANCE系列店