津軽の廃棄りんご、ポーチやショルダーに生まれ変わる
青森県を代表する農産物のひとつ「りんご」。しかし、何事にも一長一短があるように名産地ならではの問題が。たとえば、リンゴジュースなど加工品の製造過程で大量に出る搾りかすの廃棄について。
そんな廃棄問題に着目して誕生したエシカル新素材が「Adam(アダム)」だ。
このアダムは青森県・五所川原市を拠点に宿泊事業を展開する「株式会社KOMORU」と、デザインユニット「M&T」が連携して立ち上げた、素材の研究・開発機関「Sozai Center」による第1段プロダクト。
津軽平野の農家から約1トンにのぼる搾りかすを提供してもらい、それを乾燥・粉砕し、シート状の素材へと仕上げた。
まるでラメのように輝いているのは搾りかすの皮や茎。
農家の人々が愛情を注いだりんご、ひいては青森県がもつ風土の魅力を余すところなく伝えたい!との想いから、独自の加工技術で半透明のシートに粒度の粗い搾りかすを入れ込み、あえてその質感を残したんだそう。
さて、そんなオリジナリティのある特徴が「ビームス」の目にとまり、青森県内の事業者の新しい名産品を紹介するイベント「BEAMS EYE on AOMORI」に選定。
アダムを使用したショルダーポーチとカードケースが、2月20日(火)までの期間限定でオンラインショップおよびビームス ジャパン(新宿)にて販売されている。
『ショルダーポーチ/8800円(税込)』
『カードケース6,820円(税込)』
耐水性に優れていて傷がつきにくい。汚れは水や中性洗剤で拭き取れるというメンテナンスの手軽さもアダムならではの魅力。
今回を皮切りに、ファッションアイテムに限らずインテリアなどさまざまなプロダクトを開発・製作していくそうだ。
【アダム 公式サイト】https://a-d-a-m.jp/
【ビームス公式オンラインショップ】https://www.beams.co.jp/tag/240116_BJ_01/