構想から40年、ただものではない「タオルTシャツ」

今年、創業71年目を迎えた今治タオルメーカー「IKEUCHI ORGANIC」から、オーガニックコットン100%のタオルTシャツが発売された。

開発までにかかった期間は、じつに40年。幾度となく試作を重ねても理想に届かず、構想を温め続け、試行錯誤の末に辿り着いた集大成は、どこまでも“真面目”な一着。

微妙な「薄さ」驚異の「軽さ」
を実現する技術力

©IKEUCHI ORGANIC株式会社

追い求めたのは、薄くて軽量、かつサラサラとした肌触りの爽快なタオルTシャツ。従来製品では、タオルの質感は感じられるものの、分厚い生地と重さから、着られるシーンが限られていた。

そこで、メーカー独自の「オーガニック1040」という技術を用いたタオル生地を使用。同技術により、通常のタオルの半分の細さの糸を用い、極限までパイルの長さを短くすることで、約60%の軽量化とタオルTシャツとしては異例の絶妙な薄さを実現した。さらには、コットン本来のサラサラとした爽快な肌触りと通気性の良さも再現し、蒸れを感じることもないという。

パーツを減らし
タオル生地の良さを残す

©IKEUCHI ORGANIC株式会社

ただ、軽量を追い求め過ぎて極細の糸を使うと、伸縮性がないタオル生地の特性上、織密度が高まり肌触りの良さが損なわれてしまうらしい。そこで、1枚の生地と首周りのニットの2枚のパーツのみで構成し、最小限の縫製で仕上げる大胆なパターンを採用。必要な薄さを担保しつつ、肌へのストレスがなく着心地が格段に良い一着に仕上げることに成功した。

こうして生まれたシンプルで飾らないシルエットは、シーンを選ばず着まわせる汎用力がありそうだ。とことん追求した着心地もきっとあの今治タオル同様にやさしく肌を包み込んでくれるに違いない。

「構想から40年」を裏打ちする
ものづくりへの飽くなき姿勢

©IKEUCHI ORGANIC株式会社
©IKEUCHI ORGANIC株式会社

オーガニックタオルの心地よさをTシャツに──。

たんにアパレル展開というだけならば、構想に40年も費やす必要もなかったはず。だが、「IKEUCHI ORGANIC」が求めたのはそこではなかった。

「私たちのつくる製品は“食品である”」というユニークな考えを貫き、全製品赤ちゃんが口に含んでも安全な認証を取得。2073年(創業120周年)の節目までに、「赤ちゃんが食べても安全なタオルをつくる」を目標に掲げ、本気でオーガニックコットン100%のタオル製造に向き合い続けているのだから。

こういう企業のものづくりほど、ワクワクさせられるものはない。

『オーガニック1040Tシャツ』

【サイズ】S、M、L
【カラー】ホワイト、チャコールグレイ
【価格】ホワイト1万4300円(税込) 、チャコールグレイ1万8150円(税込)
【公式サイト】https://www.ikeuchi.org/c/organic/organic1040/tshirts

Top image: © IKEUCHI ORGANIC株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。