ブルガリ、10周年記念モデルで「世界一薄い腕時計」の座を取り戻す

あの「ブルガリ」が、2年ぶりに“世界一”の座を奪還! 

© bulgari/Instagram

というのは、世界一薄い腕時計のこと。 

先月末、ブルガリより最新作「The Octo Finissimo Ultra」が公開された。「Octo Finissimo」コレクションの10周年を記念した限定モデルで、その薄さは、なんと僅か1.8ミリ 

しかもこれ、超小型でありながら、40ミリのケース内に170ものパーツが詰め込まれた手巻きのムーブメントを搭載し、一回の巻きで50時間もの稼働を実現するという。 

また、初回生産分の10台ではメインバレルにQRコードが刻印されており、これを読み込むことでNFTアートが手に入る。このNFTによって、限定品を認証することもできるそう。 

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薄さの比較として例をあげると、500円硬貨とほぼ同じ(1.81ミリ)。硬貨一枚ほどの薄さに、これだけの精密機械が入っているわけだから……凄さが伝わるだろう。 

ちなみに、ブルガリが世界一薄い腕時計を記録したのはこれが8度目。

2020年に「ピアジェ」が発表した「Altiplano Ultimate Concept」に更新されていたものの、10周年を記念した同モデルにて再び王者へ返り咲いたわけだ。 

ぜひともお目にかかりたいところだが、その値段は40万ユーロ(およそ4500万円)。さすがはブルガリの限定品、簡単には手を触れさせてくれない。 

名門ブランドの超高級品によって、「時計にお金をかけるなら、分厚く、大きく」という一般概念は覆されたというわけだ。 

Top image: © ブルガリ ジャパン株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。