伊「ブルガリ」医療現場へ「ハンドジェル」を寄付
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大により、死者数が1万3000人を超えたイタリア。官民問わず、緊急事態に応じた支援が広がっている。
写真のボトルは、「ブルガリ」がフレグランスや化粧品の開発でパートナーシップを組む「ICR社」と共同開発した、消毒剤を用いた「ハンドクレンジングジェル」だ。
リサイクル可能な容器を用いたハンドジェルは、今後2ヵ月で数十万本を生産。イタリア市民保健局を通じ、最前線でウイルスと戦っている機関から優先的に、すべての医療施設に配布される予定だという。
すでに「ブルガリ」は、感染者数が増大していた先月6日、地元ローマ市のラザロ・スパランツァーニ病院研究部門へ寄付を寄せ、最先端の3D顕微鏡を納品。継続的な支援を発表していたが、イタリアを象徴する各ブランドからも続々と支援の声が上がっている。
「ジョルジオ アルマーニ」は、イタリアの全工場で使い捨て医療用作業着の製造を開始。「プラダ」も医療従事者に提供する防護服8万着とマスク11万枚の製造に着手している。また、スポーツカーメーカー「ランボルギーニ」も、生産工場の一部を医療用マスクの製造にあてるなどして対応。ほかにも医療機関への研究資金の寄付が各ブランドから相次いでいる。
4月2日、WHO(世界保健機関)は、イタリアでの感染拡大は近く安定するだろうという見通しを示した。Forza ITALIA!
©ブルガリ ジャパン株式会社
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