「Apple」と「Google」がタッグを組んで新型コロナウイルス対策へ!
米「Apple」と「Google」は先日、スマートフォンを使って新型コロナウイルスの濃厚接触の可能性を検出・通知する技術を共同開発すると発表した。
5月には、各国の公衆衛生当局向けに提供が開始される予定で、日本でも展開されるという。
共同開発される新技術には、お馴染みの「Bluetooth」を採用。新型コロナウイルスの感染者が見つかった場合、本人の同意を得て、過去14日間に蓄積したスマートフォンのデータを参照し、濃厚接触の可能性がある人々へ通知がいくというものだ。
また、開発に当たり両社は、プライバシーと透明性の問題を最重要に考えているとのこと。というのも、中国や韓国では国が国民の位置情報に関するデータを集めて、ウイルス感染拡大の防止へと役立てており、効果は絶大だが、国による国民の監視ではないかとの声も......。今回の2社の取り組みはその点もクリアしていると強調している。
ライバル企業ともいえる両社の異例のタッグ。恐らくは自身の技術力をもっとも開示したくない相手であろうが、この世界最大のIT企業2社による新技術が大きな効果をもたらしてくれることに期待したい。
Top image: © Apple Japan