欧州基準の「お〜いお茶」本体とキャップが一体化!

欧州では、今年7月から3リットル以下のプラスチック製および紙製容器入り飲料は、キャップが容器から取り外せないようにすることが義務化された。言わずもがな、背景にあるのはペットボトルキャップのポイ捨てによる、プラスチックごみ増加を抑制する狙い。

そんななか、欧州エリアでの販売強化を目指す「株式会社伊藤園」が、キャップを取り外さないテザードキャップ付き紙パックの「Oi Ocha Unsweetened Matcha Green Tea」を生産。ドイツの協力企業での委託生産により、9月から欧州エリアでの販売を開始した。

©株式会社伊藤園

パッケージと品質を
欧州基準にアップグレード

じつは伊藤園は、今年5月から代名詞である「お〜いお茶 緑茶」を330mlのテザードキャップ付き紙パックで販売している。そのパッケージを活かしながら、より品質を世界基準に合わせるべく厳選された飲料原料を使用。厳しい環境規制がある欧州での展開に対応した現地生産での新製品拡充とともに、海外事業のサプライチェーンを最適化し、一層のグローバル化を進めていこうという狙いがあるようだ。

新商品は、厳選した国産抹茶が苦渋みを抑えて香り高くまろやかな味わいに仕上がっており、より欧州の人々が楽しみやすいテイストになっているんだそう。

今回の生産拡充をきっかけに、日本が誇る「伊藤園」は、世界の「Itoen」となる大きな一歩を歩み出していくことだろう。

Top image: © 株式会社伊藤園
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。