国内最深級2メートルの水風呂。アートと融合する禅サウナが大阪天満宮に誕生
サウナを瞑想空間と再定義する「禅サウナ」をコンセプトにした宿泊施設、『エディトサウナイン大阪天満宮』が、2025年9月2日に開業する。
大阪天満宮からほど近い都心のビルをリノベーションしたこの施設は、国内では屈指の深さ2メートルを誇る水風呂を備え、アートに囲まれた空間で「究極のととのい」を体験できるという。
“Art for Sauna”を体現する空間設計
この施設は、サウナイン株式会社などが共同で手がけるプロジェクト。
サウナ体験の質は環境が決定づけるという思想「for Sauna」に基づき、都市の中でアートと調和し感性を研ぎ澄ます“Art for Sauna”というコンセプトを体現する場として、大阪天満宮エリアが選ばれたとのこと。
館内は『陰翳礼讃』の世界観を表現する「墨色」で統一され、古美術から現代アートまで40点以上の作品を展示。滞在そのものが美術鑑賞のような体験になることを目指しているという。


国内屈指の深さを誇る水風呂とこだわりのサウナ室
施設の核となるサウナ体験にも、随所にこだわりが見られる。
サウナ室には、国内では導入例が少ないというフィンランド・HELO社製のストーブを採用。100kgを超えるサウナストーンと独自のロウリュ機構により、湿度を高く保つことが可能らしい。


そして最大の特徴が、水深2メートルのアイスバス。

まるで湖に飛び込むような全身没入型の体験は、「ととのい」の効果を最大限に高めることを意図して設計された。
サウナ室のベンチには奈良・吉野産のヒノキが用いられ、木の香りと静寂に包まれた瞑想のための空間が用意されているという。
専門企業が連携する新たなビジネスモデル
このプロジェクトは、設計事務所が施設の共同運営者となり、マーケティング会社が施設を所有するという、従来の請負形式とは一線を画すビジネスモデルを採用している点も特徴的だ。
設計・企画を担う9株式会社、運営を担うサウナイン株式会社、そして施設オーナーである株式会社エディトデザインがそれぞれの専門性を統合。
これにより、コンセプトの考案から顧客獲得まで一貫したビジョンを保ち、ブランドイメージの不整合を排除する狙いがあるとのこと。
サービス提供型から施設所有に基づく継続的な収益モデルへの転換という、新たな事業戦略の実践例としても注目されるかもしれない。



施設概要
住所 :〒530-0043 大阪市北区天満4-10-10 HONDA BLDG 1F
アクセス :
<電車>JR大阪天満宮駅 地下鉄南森町駅 徒歩9分
<空港>関西国際空港から車で45分(電車で1時間15分)
料金 :2名様 ¥50,000〜
人数 :2〜7名様
ご予約 :公式サイトより






