ゆとり世代の新入社員に共通する8つの特徴
2015年時点で、12歳から27歳の人がいわゆるゆとり世代と呼ばれる人たちです。実はこのゆとり世代の新入社員には、ある共通した特徴があります。
それはいったいどんな共通点なのでしょうか。知っていれば社内教育や接し方などに役に立つ、この世代の特徴をまとめました。
1.仕事よりプライベートが大事
ゆとり世代である新入社員の特徴としてよく言われることは、仕事よりもプライベートな生活を優先させるということ。
大きな仕事を完遂することよりも、また大勢で一つのことをやり遂げることよりも、自分のごく身近なところで自分の好きなことに時間を費やすことを好みます。
2.怒られることに慣れていない
ゆとり世代である新入社員は、少子化で親からかわいがられて育っている世代。
親からもろくに怒られたことがない彼らは、上司からちょっとキツいことを言われるとすぐ気持ちが萎えてしまいます。ストレスに弱く、打たれ弱さがあります。
3.何をするか教えてもらいたい指示待ち人間
こうしなさい、ああしなさいと言われて過保護に育ったのがゆとり世代です。
ですから、大人になっても誰かにやることは指示してほしい、その方が楽だと思っています。
与えられたことをやることに慣れているので、自分からあまり動かず「そんなことは聞いていませんでした」と言えてしまうのがこの世代です。
4.早く結果を出したがる
ゆとり世代はのんびりと育っているために、がむしゃらに何かを自分で追い求めるという経験が少ないものです。
ですから、手軽に結果を出すことを求める傾向があります。
5.母親の存在が大きい
ゆとり世代である新入社員の特徴として挙げられるのは、母親の存在が大人になっても大きいということです。
専業主婦の母親が多い世代で、母親が子どもにたっぷりと手をかけることができたために、子どもに母親に対する依存傾向があるのです。
6.出世にはこだわらないマイペース型
ゆとり世代は就職活動にもあまり苦労していない世代。
そして会社よりも自分のプライベートが大事なので、いわゆる出世には頓着しません。
社内で同期と競争して地位を上げることよりも、日々の自分の暮らしを楽しく豊かにすることのほうが彼らに取っては重要です。
7.飲み会を堂々と断ることができる
会社での飲み会は良くも悪くも半ば強制です。
一緒に飲むことで親しくなってプロジェクトも上手く行くものだということを分かっている社員は飲み会には必ず参加します。しかし、ゆとり世代である新入社員は、飲み会を悪びれもせずプライベートな理由で断れてしまいます。
個人の都合の方を優先することができるのです。
8.コミュニケーションが希薄で、やる気も希薄
ゆとり世代である新入社員の特徴は、反応が薄いということ。
人と積極的に関わらなくてもやってこれているので、コミュニケーションをしっかり取ろうとしない人も多いです。
入社した会社に対する思いも実に淡泊なので、上司や仲間と進んで親しくなろうとしない傾向もあります。
ゆとり世代の新入社員の特徴は、自分が大事、自分から考えては動かない、密度の濃いコミュニケーションを進んで取ろうとはしないといったことに代表されます。世代によってはなかなか理解できない部分も多いようです。