「生きにくさ」を感じる人へ。悩みは思考との付き合い方で解決できる。

ジョン・キム
作家
韓国生まれ。2004年から2013年まで慶應義塾大学特任准教授を務める。オックスフォード大学、ハーバード大学などで客員研究員を歴任。著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、『時間に支配されない人生』(幻冬舎)、『断言しよう、人生は変えられるのだ。』(サンマーク出版)など多数。最新刊は『ジョンとばななの幸せって何ですか』。2013年からは、パリ、バルセロナ、フィレンツェ、ウィーンに拠点を移し、執筆活動中心の生活を送っている。元音楽プロデューサー四角大輔氏とのコラボサロン『Life is Art』主宰。「女性自身」に連載を持ちながら、女性のひとり起業を応援するV2F Academyを今年3月よりオープン予定。

幸せを生む材料は、日常の中に無限に散らばっています。ただ、日常生活では様々なことに気を取られて悩み、その幸せに気づけないこともあります。しかしその悩みの中には、思考との付き合い方を変えれば解決するものもあります。自著『真夜中の幸福論』より、ぼくが実践している方法を紹介しましょう。

01.
「時間がない」と感じるなら、
時間を「深く」していく

shutterstock_63304795_2

「仕事と家庭を両立させながら、自分が自由に使える時間、ひとりの時間をつくるには、どうしたらいいでしょう?」

よく受ける質問です。これに対するぼくの答えは決まっています。意識の上で、時間のとらえ方を変えること。限られた時間に深さを加えていく努力をすることです。深さとは、「瞬間に対する緊張感」のこと。時間の「濃度」や魂の「温度」と言い換えてもいいかもしれません。

では、時間を深くしていくには、どうすればいいのでしょうか。仕事と家庭以外に自分の時間がほしいと願う男性なら、家庭で奥さんに注ぐ愛情を十倍に増やすことです。花を贈るとか、奥さんに代わって家事をするとか、マッサージをしてあげるとか、かたちにして愛情を伝えるのです。そのうえで、「こういう目的があるのでひとりの時間を持ちたい」と伝えれば、きっと相手は納得するはずです。

02.
「生きにくい」と感じるときは、
「荷物」を置いてみる

shutterstock_245372608_2

もしあなたが、「どうも生きづらい」「意思がなかなか行動に結びつかない」と感じているとしたら、背負っているものが多すぎるのでしょう。目に見えない荷物(=とらわれている価値観、人、もの)が多すぎるのです。

たとえば家族関係。ぼくは、人が苦しむ原因の多くが、家族関係に置けるコンプレックスからきているのではないかと思っています。それは、家族が自分に敵対したり、害をなしたりするというよりも、善意からくる行為であることが多い。それでも、間接的に人を苦しめて、多い荷物になってしまうこともあるのです。

たとえ苦しみの原因が家族であっても、一度その荷物を置いてみる。いったん連絡をたつなどして、自分の内面で「自分と家族というものは、まったく別の存在である」という原則を、きちんと見つめることが必要だと思います。

03.
やるべきことがありすぎるなら、
物事を「縦」で考える

shutterstock_202050907_2

やるべきことが常に100個くらいあったり、会いたい人がいるのにいろいろな都合で違う人たちと会っていたり。そういう理想と現実のズレは苦しみの根源となります。

そういうときは、横並びになっているものを「縦」にして考えること。つまり、常に優先順位を考えよということです。ありきたりですが、自分にとっての基準がないと優先順位は決められません。

優先順位を決定する要素を突き詰めていくと、最終的には「自分がなんのために生きているのか」という根本的で抽象的な問いにたどり着きます。日常生活の中でこういった抽象的なことを考える機会はあまりないかもしれません。しかし、それを考えないと、判断がぶれていってしまうのです。

04.
ネガティブな感情に襲われたら
専用の「置き場」をつくる

shutterstock_268188671_2

思考、言葉、行動といったものは比較的、顕在意識によってコントロールできますが、不安などの感情は、おもに潜在意識が支配しています。それはしかたがないことだと思っているかもしれません。でも、本来ぼくたちは、この潜在意識の領域をもコントロールできる力を持っているはずです。

自分の中にネガティブな感情がある時は、「ネガティブな感情がそこにあるんだね」と、意識して存在を認めてあげるだけで、自然に消えていきます。感情の乱れをゼロにすることはできません。しかし、穏やかな状態を早く取り戻すように、考え方を変えることはできます。

05.
「生産性が悪い」と感じるなら
潜在意識をコントロール

shutterstock_252402289_2

ぼくは、夜寝る前に、やるべきことを自分に言い聞かせるようにしています。企画のように思考や発想が要求されるものは、夜は効率が悪いから考えないで、その代わり寝る前に潜在意識に言い聞かせることにしています。
「寝ている間に作業しておきなさい」と。

そうやって言い聞かせて寝た後の朝は、本当に生産性が高い。夜だったら、3時間も4時間もかかったようなことが、20分もかからずにできたりします。少なくともぼくの場合はたいへん効果があります。

騙されたと思って試してみてください。試すだけの価値はあると思いますよ。

真夜中の幸福論
コンテンツ提供元:ジョン・キム

 

私はずっと「生きにくさ」を感じて生きてきた。自分は努力が足りないから、生きにくさを感じるのだろうか?そうではない。『私の体を鞭打つ言葉』は、私が哲学書から...
さくら剛さん著『(推定3000歳の)ゾンビの哲学に救われた僕(底辺)は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。』は、青年ひろが、とっつきにくくて分...
たとえ職場を変えても、新たな街に移り住んだとしても、ネガティブな人というのは必ずいて、あなたに付いてまわります。周りを変えることはできないからこそ、ポジテ...
多くの人にとって、20代、30代の頃の悩みのひとつに、「上司との関係」が挙げられるのではないでしょうか。ただし、それだけに限らず、「人間関係」はしばしば悩...
「え、そんなとこにも?」という国のワインをご紹介。チュニジアのロゼワイン「シディ・ブライム」は地中海性気候の恩恵を受けた1本。何か御礼の贈り物にするのに歴...
南半球の島国にある“小さな村”に行くと、まるでホビットになったかのような気分に浸れます。いや、冒険に出るような気持ちになるのかも。
70年代、80年代の日本では右肩上がりの経済成長が約束されていた。その時代には、企業の中で与えられたものをこなしていけば、それなりにやっていける社会が成り...
人間は一人で生まれ、最終的には一人で死んでいく。実は今、生きていること自体が、いかに奇跡的でありがたいことなのか、わかっている人は意外に少ない。これが本当...
いつも不安やストレスを抱えている人は、自分勝手になることが1つの対処法になるかもしれません。なぜ?という理由を解明してくれるのが、「The School ...
私は両親と早くに離別し、小学生の頃から炊事や洗濯などの家事を全部一人でやって暮らした。当然、経済的には底辺で、食べ物も満足に手に入らなかった。そんな非常に...
伊豆大島、奄美大島など、日本には50以上もの “大島” があるそうですが、ここで紹介したいのは、愛媛県にある癒しの楽園「八幡浜大島(やわたはまおおしま)」...
「感情なんて、あっても邪魔なだけ。必要ないよ!」と思う人もいるかもしれませんが、ネガティブな感情も、全ての「感情」は生きるために大事な役割を果たしています...
ジョン・キム作家。韓国生まれ。日米英で教鞭をとった後、2004年から2013年まで、慶應義塾大学特任准教授を務める。オックスフォード大学、ハーバード大学な...
もしあなたがネガティブだとしても諦めないでください。悲観的な考えをしてしまうからと言って、前向きになれないわけではないのです。ここに今すぐ試せる6つのこと...
ジョン・キム作家韓国生まれ。日米英で教鞭をとった後、2004年から2013年まで、慶應義塾大学特任准教授を務める。オックスフォード大学、ハーバード大学など...
AIに過去のデータを解析させたところ、新たに72の信号を発見。地球外生命体からのメッセージの可能性もあります。
恋愛から疎遠になるほど付き合いにくい女性が増える、とは「Elite Daily」に寄せたライターAlexa Mellardoさんの主張。彼女のアドバイス「...
多くの人は、人生を変えたいと思っている。そして、多くの人は、自分の人生を変えるのは難しいと考えている。しかし、本当は人生を変えるのは難しいことでもなんでも...
「Thought Catalog」に掲載されたライターのEmily Church氏の記事を紹介しましょう。彼女は、スマホの電話帳に載っている友だちの数は幸...
恋とは一体何か?恋をしている人の習性は、恋愛という感情は何なのか?恋を愛へと発展させていく前に、まずは恋についての理解を深める必要があります。拙著『来世で...
恋愛が上手くいかないと悩んでいるあなたに、知っておいて欲しいことがあります。それはなんら難しいことではなく、考え方を少し変えればいいだけのことなのです。拙...
ジョン・キム作家韓国生まれ。2004年から2013年まで慶應義塾大学特任准教授を務める。オックスフォード大学、ハーバード大学などで客員研究員を歴任。著書に...
時間が大切だということは誰もが分かっている。けれど、心の底から時間の大切さを分かっていると断言できる人はどれくらいいるだろう?時間の使い方は単なるテクニッ...
20代。年齢的には大人だが、長い人生においては、まだスタート地点に立ったところに過ぎない。可能性のかたまりである20代の内から、小さくまとまっていてはいけ...