【Vol.1】断言しよう、人生は変えられるのだ。-ジョン・キム-
多くの人は、人生を変えたいと思っている。そして、多くの人は、自分の人生を変えるのは難しいと考えている。しかし、本当は人生を変えるのは難しいことでもなんでもない。ちょっとした「視点の転換」さえすれば、誰にでも新しい人生を切り開くことができる。
転換すべき視点は8つ。
「感情力」「解釈力」「感受力」「対話力」「人脈力」「読書力」「選択力」
この中から、ここでは「感情力」への視点を変える言葉を紹介する。
01.
他者を愛したいのであれば、
自分を愛することから
始めなければならない。
自分への投資は、最終的に相手への投資になる。自分が学ぶことは、相手に与えるものを自分の中で創り出す作業でもある。自分を素敵にし、幸せにすれば、相手を素敵に、幸せにすることができる。
02.
ネガティブな感情が生まれたとき、
大切なことは、その感情に
自ら気づいてあげることだ。
夜、家に帰ってきたとき、今日はこんなネガティブな感情を持ってしまった、と振り返ることは、かなり苦しいことだ。しかし、そうすることが、長期的に見ればネガティブな感情に陥りやすい自分を救ってくれる。一瞬は苦しいものになるが、自己のネガティブな感情を振り返り、できれば記録しておくこと。
03.
敵の攻撃が99%間違っていたとしても、
そこにひとつの学ぶに値する
真実があるとすれば、
敵対する相手ではなく、
感謝の対象と捉えることができる。
敵の中から感謝の材料を自分で見つけ出そうという意識を持ち始めると、世の中はまったく違って見える。彼らは、自分の成長のための種を投げてくれたのだ。「ありがとう」という言葉をかける必要はないが、心の中で感謝をするといい。
04.
悪意のないミスに
問題がないのかといえば、実は違う。
悪意のあるミスは、その人が覚醒し、改めればすぐに直すことができる。だが、悪意はなくとも弱さからくるミスは、短期的で変えることはできない。弱さは短期的には悪意のなさとして正当化されるかもしれないが、中長期的には悪意になり得る。
05.
人生は高速道路ではない。
出発点から目的地まで
一直線でゴールが敷かれていて、
とにかく走ればいいわけではない。
だが実は、そんな中でも、目的地をある程度定め、障壁を見極め、試行錯誤の中で自分なりの最短距離というものをつくろうとしているかどうか、ということが問われてくる。
06.
自分の感情に自分自身が光を当て、
深く理解しようとすること。
今、自分の感情はどうなっているのか、満たされているのか、苦しんでいるのか、焦っているのか、悔しいと思っているのか・・・。それを可視化し、客観化するのだ。状況を確認するのだ。これは、書くなどの行為を通じて記録してもいい。
07.
人間の力量というのは、
実は当たり前のことをやる力量だ。
当たり前を徹底的に追求した人にしか、辿り着けない境地がある。ただし、それまでには大変な努力が必要である。当たり前のことだからこそ、である。そこを見ようとせずに、天性や才能のせいにする人は少なくない。しかし、それは自分の正当化に過ぎない。やるべきことをやることでしか、偉業には辿り着けないのである。
08.
いろいろなものを決めつけ過ぎず、
将来に対する種を蒔き続けることだ。
こうした地道な作業が、もしかしたら人生なのかもしれない。種を蒔くことは夢が広がることだが、蒔いた種に対して水をやることは大変なことだ。でも、それをやれた人だけが、新しい人生に出会える。
09.
自分の命や人生は、すべて借り物。
借りたものを満喫しながら、
最終的には返却しなければならない。
失った悲しみは、所有意識から生まれる。だららこそ、借り物だと考えるのだ。自分の命も、人生も。そんな開き直った瞬間、心が変わる。
10.
人生の充実は長さにあるのではない。
深さにこそあるのだ。
つまらないことにわずらわされることが、いかにもったいないことか。感情がネガティブに揺さぶられることが、どのくらい貴重な人生の時間を毀損するか。目の前で会う人は、もしかしたら最後の出会いかもしれない。そんな気持ちを持って人に接することができるか。夫婦、家族、友人でも同じだ。将来を描くことも大事だが、それ以上に大事に大切にしなければならないのは、今この瞬間である。
『断言しよう、人生は変えられるのだ。』
コンテンツ提供元:ジョン・キム