とことん怠ける日をつくる。仕事のモチベーションを維持する10のメソッド
日本中のなまけものさんへ。
始められない、続けられない、だらだらしてしまう。世間ではネガティブなイメージがある「なまけもの」。でも、なまけものだって成功できる!
今日から始められるほんの小さな工夫を紹介しているのが、書籍『なまけもののあなたがうまくいく57の法則』だ。
Vol.1では「仕事のやり方を変えてみる」というテーマから10の法則をピックアップ。ズバリ、なまけものはひとつの才能です!!
01.
上司を利用する
上司は恰好の「自己管理ツール」。聞かれていなくても積極的に「週末までにこれをやります」「あの資料は今月中にまとめる」といったスケジュールを宣言をしていこう。こうすると、上司が「外部からの強制力」となって、やらざるを得ない状況をつくることができるのだ。
02.
人に教える
人の記憶とはあてにならないもので、どんなにいい本を読んで、どんなに感動したとしても、時間の経過とともに内容を忘れていってしまう。それを回避するために、面白い本を読んだらその内容を人に話す、というルールを設けてみてはどうだろう?情報をインプットするだけで終わらせず、積極的にアウトプットすることで、それまで借り物でしかなかったあやふやな知識が、しっかりと筋道の通った「本物の知識」になる。
03.
人に教えてもらう
世の中にはどういうわけだか「教えたくなってしまう人」がいる。目上に人たちから可愛がられ、周囲の人たちからの応援を取りつけ、いつも的確なアドバイスをもらて真っ直ぐに成長していけるタイプの人たち。周囲からの協力を取り付けるためには、ある程度までは自分で調べること、素直になること、聞き上手になることが重要。この3か条をクリアして、愛すべきなまけものになろう。
04.
挨拶でスイッチを切り替える
朝フロアに入って「おはようございます」と挨拶をするのは自分を「仕事モード」に切り替えるための儀式。退社するときも同じで、「お疲れさまでした」と挨拶した瞬間、プライベートの自分に戻ることになる。
05.
時間の強制力を利用する
必要なのは「目に見える締切」の設定であって、ぼんやりとした目標のまま取り組んでも強制力が働かない。締切のない仕事はいつまでも手をつけないのと同じで、締切のなり目標も「いつかそのうち」で終わってしまう。
06.
強制力のある組織に身を置く
なまけものにとって、会社や学校は積極的に好きになれる存在ではない。別に1日休んだくらいでクビになることはないのに、休まず出社するのは、会社にそれだけ強い強制力があるからだろう。そのため、勉強や運動にも会社のような「強制力のある組織」や「強制力のある仕組み」を活用することをおススメする。簡単な例でいうと、勉強をするときにはスクールに通う。休むことも難しいし、授業中にサボることも難しくなる。定期テストのおかげで、なおさら勉強せざるを得ない状況ができあがるよというわけだ。
07.
得した気分をつくる
得した気分をつくるコツは、「二毛作」をすること。たとえば、「1日1時間本を読む」という目標をたてたとき、新たに読書用の1時間を確保する必要は無い。というのも、本なんて通勤電車の中で読んでも良いし、お風呂の中で読んでもかまわないのだ。読書の1時間をここに持ってくることができたら、そのぶん娯楽や休息の時間が増え、得した気分を味わうことができる。
08.
好きを仕事にせず
仕事を好きになる
仕事の向き不向きなど自分ではわからないし、「好き」という一時の感情で決めることは自分の可能性を摘む行為でもある。好きなことを仕事にしようとする場合、その大半は狭き門で、いくら好きであっても、仕事になってしまうと純粋に楽しむことは難しくなる。それよりずっと簡単なのが「いまの仕事を好きになる」こと。
09.
自分にペナルティを設けない
なまけものは自分で決めたペナルティを守れない。ただでさえ意志が弱いのに、ノルマによてプレッシャーをかけても疲れるだけだ。
10.
とことん怠ける日をつくる
「怠けるのも仕事のひとつだ」というくらいの気持ちで、思いっきり怠ける日をつくろう。パソコンに近寄らず、メールのチェックもせず、仕事も忘れて、怠けることに専念するのだ。外出したり旅行してもかまわないが、観光を目的とせず、ただひたすら怠けることに専念する。運動やストレッチをしないと身体が固くなるのと同じように、どこかで柔軟性が失われてしまう。
『なまけもののあなたがうまくいく57の法則』
コンテンツ提供元:本田直之