他人に流されて生きている、アナタが忘れがちな「10の法則」
人生の価値は、自分が自分をどれほど信じたかで決まる。絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くこと。そんな「自然体になれる強さ」を持つことが、人間を独立した存在に導くのだ。
ただし、「強さ」を身につけるためには、知っておくべきことがある。それは世界を征服するよりも、自分を征服するほうが、はるかに難しい、ということだ。
01.
感情、思考、言葉、行動
4つをコントロールする
合理的に動いているつもりでも、実はきまぐれな存在だったりするのが自分自身だ。他者や社会を、まっすぐに、正しく見つめるためには、内面をコントロールできなければならない。とりわけ難しいのは「感情」。これがコントロールできたなら、人生は大きく変わっていく。
02.
自分と向き合い、
可能性を取り戻す
本来の自分とは、まだ社会性を持っていない幼児の自分のことだ。人は生きていく中で、周りに評価されたり形容されたりしていく内に、社会的に生きていきやすい自分を作り上げていく。途方もなく大きな可能性があった本来の自分を取り戻すため、自分と向き合う意識が大切なのだ。
03.
自己矛盾を認めよう
自然体でいるためには、内面的な強さがなければいけない。そのためには、感情、思考、言葉、行動の4つの力以外に、身につけていくための忍耐力が必要だ。自分にこの力がない内は、自然体とは違う反応をしてしまう。それを一致させるためには、まず「一致していない事実」を認識しなければならない。
04.
結果よりもプロセスに
価値を見いだす
実のところ、生きていく上での最大の喜びは、自分自身の成長実感に他ならない。これは、成功とかお金持ちになるだとか、そういう次元を超えたものだ。自分が未熟であることを理解し、成熟に向かうことを実感できたとき、人は喜びを感じる。幸せの絶対的な基準は自分自身で確立させるのだ。
05.
「不満は成長の糧となる」
その意識を持つ
不満を言ったところで何かの解決になるわけではない。もし不満を抱いたのなら、成長の糧にしてしまえばいい。たとえ不満が自分の外にあったとしても、原因を自分の中に見つけてみるのだ。起きたことをどう解釈するかは自分次第。内面の成長につなげることができれば、それは単なる不満ではなくなる。
06.
自分を過小評価せず、
根拠のない自信を!
今の自分だけを見て、自分の可能性を測ってはいけない。強がりは、成長したいという気持ちの裏返しでもある。努力はしているけれど、すぐには結果を出せない若い間は、背伸びをし、強がっていい。根拠のない自信でもいいから、自分はできるんだ、と信じるのだ。
07.
あらゆる経験から学ぶ、
貪欲に学ぶ
あらゆる場面、あらゆる物事、あらゆる人との出会いを、学びにしようという意識が強い若者は、目の輝きがまったく違う。人生における自分を成長させるための学びの機会は、世の中に本当にたくさんある。大人たちが応援したくなるのは、学びに対して貪欲な若者なのだ。
08.
不条理を前に
不感症にならない
社会に出れば、理不尽や不条理だと思うことにたくさん遭遇することになる。しかし、単に冷めた目で見るだけでは何も解決しない。相手の立場に立って考えてみれば、ほとんどの場合、相手にとっては合理的な判断だったことに気づける。そうすれば、後は接点を見つけていくだけだ。
09.
強くあれば
あらゆる権威は怖くない
社会に出れば権威にぶつかることになるが、ここで重要なのは媚びないという意識である。権威を振り回す人間は、自分の権威の脆さを誰よりも熟知している。そういう人間に立ち向かうには、強さを持つこと以外に道はない。最も、本当に権威がある人は、権威を振りかざさないものだ。
10.
もう従順な羊たちは
幸せになれない
大多数が従順な羊となり、組織は成長し、国家が繁栄した時代は確かにあった。しかし今はもう、従順な羊たちが幸せになれる時代ではない。飼われていても魂までは売らない、野良猫の意識が必要だ。出て行くかどうかは別にして、いつでも組織を出て行ける力を持つことが大切なのだ。
『媚びない人生』
コンテンツ提供元:ジョン・キム