憂鬱な朝にちょっとだけパワーを。5つの名言
「悩み」は私たちの日常に、付いて回るもの。他人と給料を比べてしまったり、自分がどう思われているのか、と気にしてしまったり…。
こういった悩みがあるからこそ、朝起きて憂鬱になってしまい学校や会社に行きたくなくなってしまう。そんな時は、思い切って誰かの言葉に頼ってみるのもいいかもしれません。
ここでは、西沢泰生さんの著書『朝読むと元気をくれる56の言葉』を参考に、今日も1日、がんばってみよう、と思える名言を見ていきましょう。
01.
「私は40歳になるまで、1ドルたりとも貯金したことがなかった」
ヘンリー・フォード(アメリカの実業家)
「将来が不安で貯金したいのに、つい使ってしまう」というあなた。若いうちにお金を使うのは決して悪いことではありません。ただし、使い方は大いに考えてください。ヘンリー・フォードは「自動車王」と呼ばれた大富豪。しかし、若いころに稼いだお金はすべて使っていたそうです。ただし、使い道はギャンブルなどではなく、読書やセミナーへの参加といった自己投資。これは確実にリターンが見込めるものです。ウソだと思ったら成功者に聞いてみてください。否定する人は1人もいないはず。
02.
「他人に対して感じるいら立ちや不快感は、自分自身を理解するのに役立つことがある」
カール・グスタフ・ユング(スイスの精神科医)
普段から他人に迷惑をかけないように気をつけている人は、そうではない人を見ると腹が立つそうです。また、自分と性格の似ている人とは気が合いにくいとも言いますよね。「他人は自分の映し鏡」という言葉があります。つまり、イライラするのは自分自身が気をつけている欠点を裏返して見たときの不快感でもあるのです。一緒にいてストレスが溜まる人がいたら、こう思いましょう。
「あっ、自分はああなりたくないという見本がいる!」と。
03.
「あなたがやれる最善を尽くしたなら、心配したって事態は良くならない。私もいろいろなことを心配するが、ダムからあふれる水までは心配しない」
ウォルト・ディズニー(アメリカの実業家)
「人事を尽くして天命を待つ」ということわざがあるように、やれるだけのことをやったら、あとはもう神様に任せるのが一番です。開き直って、眠って待てばいい。よく翌日の天気を心配する人がいますが、それこそ自分でどうしようもないことだから悩むなんて意味のないことですよね。あとはもう「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」と思いましょう。
04.
「私がこれまでに思い悩んだことのうち、そのほとんどは取り越し苦労だった」
マーク・トゥエイン(アメリカの実業家)
心配ごとのうちの9割は、実際に起こることはありません。もし時間があるのなら不測の事態を想定した「二の手」「三の手」を用意しておきましょう。例えば、主催する野外イベントの日に雨が降ったらどうしよう…と思うより、対策を考えるべきなのです。余計な心配は、問題解決をしようとするあなたの邪魔になるもの、だと思ってくださいね。
05.
「天体の運動はいくらでも計算できるが、人の気持ちはとても計算できない」
アイザック・ニュートン(イングランドの物理学者、数学者)
ニュートンですら、人の心はわからないと言っているのです。ここはひとつ、「他人の心はわかりっこない」と割り切ってしまいましょう。しかし、分からないからこそ違う想いや考えは大切にしなくてはなりません。あなただって、一生懸命に気にかけてくれる人には好意を持ちますよね。童話の『星の王子さま』の言葉のとおり、「一番大切なものは目に見えない」のです。目にも見えず理解もしがたい他人の心を大事にしましょう。