目覚めたら、まず読みたい。今日1日、そして人生を変える「朝の言葉」

嫌なことがあった次の日は、朝から憂鬱な気分に陥りがち。だけれど、本当は、新しい気持ちで1日を始めたいものです。そんなあなたに贈りたい、自分を奮い立たせる言葉たちが、ひすいこたろうさんの著書『人生が変わる朝の言葉』の中にありました。ここでは日本の著名人が残した5つの言葉をご紹介します。

01.
「人間が変わる方法は3つしかない」

大前 研一(経営コンサルタント)

「人間が変わる方法は3つしかない。ひとつは時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは『決意を新たにする』ことだ」

この3つのなかから今日からすぐに変えられるものは?そう、時間配分だけ。つまり、朝を活かせばいいというわけです。病院に入院すると、必ず早寝早起きをさせられます。早起きが治療の効率を高めるからだそうで、体の免疫力は明け方にもっとも強くなるそうです。

また、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂先生によると、朝日を浴びると心を穏やかにする脳内物質・セロトニンが分泌されるとのこと。

早起きとは体を大切にすることであり、それは人生を大切にするということ。そう、早寝早起きこそが、人生を好転させる最大のコツなのです。

02.
「限界というから限界ができる」

アントニオ猪木(元プロレスラー)

とある高齢者向けのパソコン教室で、70代以上のおじいちゃん、おばあちゃんを先生に起用した教室が話題になったことがあります。一般的なパソコン教室と言えば、20代、30代の先生が主力ですが、あえて70代以上の先生を採用することで、生徒のおじいちゃんやおばあちゃんたちが「自分でもできるはず!」と、やる気に一層火がついたとか。結果、その教室からは、パソコンマスターなおじいちゃん、おばあちゃんが続々と誕生したそうです。

やれると思ったら、やれる。できると思ったら、できちゃうのです。

限界は自分で勝手につくるもの。あなたの頭のなかだけにあるものです。ならば、その枠を取っ払えるのも、また自分自身なのです。

03.
「こちらが信用することによって、
信用される人間が生まれる」

本田 宗一郎(本田技研工業創業者)

人は何のために生きているのでしょうか?もしも「成功するために生きている」と思えば、結果が出ていない人を「まだまだだなあ」だなんて思ってしまうでしょう。

では、「愛を深めるために生きている」と思えばどうでしょう。きっと、どんな人に対しても「頑張ってるなあ」と思えるのではないでしょうか?たとえば、病気の人を見ても「この人は病気を通して、家族との愛を深めようとしているのか」とか、失恋をした人にも「失恋という体験を通して、次はもっと愛するということを深められるだろう」といった具合です。

相手に問題があると思った時、じつはその見方こそが問題なのです。どんな状況の相手をも素晴らしいと思える優しい眼差しこそ、世界を優しく創造するエネルギーになるのです。

04.
「なに甘えてるんや。自分で考えなはれ」

西岡 常一(宮大工)

未来工業株式会社は奇想天外なルールがあることで有名です。

報告、連絡、相談禁止。残業禁止。ネクタイ禁止。上司は部下に命令禁止。ノルマ禁止。携帯電話禁止。年間休日140日(休日数日本一)…これがすべて、その会社のルールなのです。

創業者の山田昭男さんは言います。

「常識のとおりにやっても儲かる会社はほんの一握り。だったら常識の逆を行こうじゃないか」。

まさに非常識。しかし、そんな会社の売上高はなんと200億円以上。上場まで果たしました。その理由は、上記のように報告も連絡も相談も禁止、残業も禁止だから働く時間も限られている。だから社員は一人ひとりが必死になって考えるのです。そう、これこそが未来工業株式会社流「自分で考えなはれ」。

ポイントは常識を疑い、ひとつひとつを自分で考え、実行すること。これぞ、未来が開ける道なのです。

05.
「意思を強くする方法なんてありはしない。
そんな余計なことを考えるな」

岡本 太郎(芸術家)

著者のひすいさんはバンジージャンプが苦手。そこである先生がバンジージャンプの秘訣を教えてくれました。それは「位置についたら、ただ前に歩くだけ」というもの。一見なんの工夫もない当たり前のことのようですが、これを応用すれば早起きだって簡単です。

ただガバッと起きる。

目覚まし時計が鳴ったら、布団を蹴飛ばして部屋の隅に押しやるのです。そっとではなく、「ガバッ!」と飛び起きるのがポイントです。早起きに考える隙など必要ありません。「ガバ起き」こそ、早起きの真髄なのです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。