つらすぎる朝に元気がもらえる「5つの名言」
私たちの人生は、つねに失敗とも付き合っていかなければなりません。だけど、それに正面から向き合うことはなかなか難しい。
今悩みを抱えている人は、自分の選んだ道が正しかったのかどうかを心配しているかもしれない。こういう時は、誰かの言葉を借りて自分に照らし合わせてみるといいのかもしれません。
ここでは、西沢泰生さんの著書『朝読むと元気をくれる56の言葉』を参考に、大丈夫、決して間違ってない、と思える名言を見ていきましょう。
01.
「覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい」
クリスティーナ・ロセッティ(イギリスの詩人)
どんなに悲しい出来事も、必ず時間が癒してくれます。人は忘れるから立ち直ってふたたび生きていけるのです。なのに、優しくてマジメな人ほど、良くない思い出を忘れないように努力してしまいがち。プラスに転化するためなら良いのですが、過去をひきずってしまってはマイナスになるばかり。思い出すたびに落ち込んでしまうことなら、逆に忘れてしまいましょう。
02.
「君は自由だ。選びたまえ、つまり作りたまえ」
ジャン=ポール・サルトル(フランスの哲学者)
そもそも人生には正しいも間違いもありません。「もしあっちを選んでいたら」なんて、ただの言い訳です。どんな選択をしようが、選んだ道を信じて、より良い人生を作っていけばいいのです。
03.
「長い目で見れば、『努力をしない天才』よりも、『才能のない努力家』のほうが多くのことを成し遂げる」
ジョン・ラポック(19~20世紀のイギリスの銀行家)
イチローは自分を天才ではない、と言っています。それは「天才はなぜヒットを打てるか説明できないが、自分は説明できる」からと。才能がないと思ったら、おぎなう努力をすればいい。少なくとも「才能があるとあぐらをかいている天才」程度は軽く抜かすことができるようです。
04.
「どんなにひどい状況であろうと、必ず『希望の歌声』は聞こえてくるものだ」
ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカの思想家)
大災害に見舞われて家も家族も失ったある人は、地元のラジオ局の放送を聴いて、自分と同じような思いをしている人がたくさんいると知り、「私も、たくさんの人たちに希望を与えるために生きて行こう」と考えて立ち直ったそうです。どんなに絶望的な状況に陥っても、希望の光はある瞬間に必ず見えてきます。
05.
「人生を一夜で変えることはできないが、進む方向を変えることは一夜でできる」
ジム・ローン(アメリカの起業家/講演家/コンサルタント)
これは多くの一流企業をコンサルティングした成功哲学に基づいた言葉。例えば「将来、大リーガーになる!」と人生の方向を決めるのは一瞬で可能ですよね。進むべき道が分かると、生まれ変わったように日々の過ごし方が変わってきます。彼は「生きる姿勢は、この世で私たちが自由に変えることのできる数少ないものの1つです」とも言っています。
人生が思い通りになるかどうかはわかりません。しかし、「何を目指して、どう生きるか」を決めるのは、他でもないあなたです。