まぶしいほどカラフルで、元気がもらえる「町」
「グアタペ」は、コロンビア第2の都市メデジンからバスで2時間ほど行ったところにある小さな街。
いま、ここが「世界でもっともカラフルな街」として話題になり始めている。
道を歩くだけで
気分が明るくなる
街の人の手によって建物や公園、電柱などがパステルカラーに塗られ、散歩しているだけでも自然と楽しい気持ちになってきそうだ。
1ヶ月間ほどコロンビアをバックパックしたというカナダ出身のフォトグラファー、ジェシカ・デブナニ氏はこう語る。
「コロンビアは、とにかく住んでいる人々が最高だった。とても親しみやすく、海外からの観光客を歓迎してくれるんだ。彼らはとてもよく話すし、いつでもスマイル。街にも芸術が溢れているしね。首都ボゴタの壁に描かれたアートはとても有名だし、グアタペの街は建物がとてもカラフルなんだ」
まるで、絵本の世界!
たとえテーマパークだとしても、ここまでの統一感は出せないのでは、というほどの鮮やかさ。
まわりには、美しい
自然の宝庫も
グアタペの近くには「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」と呼ばれる巨大な岩があり、その岩の上から眺める景色は一生忘れることはできないという。
「コロンビアの見所はたくさんある。カリビアン海岸やタイロナ国立自然公園といった、美しいビーチやたくさんの野生生物を見ることができる公園もあるんだ。もっと大冒険がしたければ南米大陸の最北にあるラ・グアヒーラを訪れるのもいい。広大な砂漠と静かで綺麗なビーチを楽しめるよ」
と、ジェシカ。
コロンビアに物騒なイメージを持つ人が多いかもしれない。スペインによる植民地時代が長く続き、19世紀から独立戦争に突入。独立したあとも内戦が続き、ようやく停戦が合意されたような状況だからだ。しかし、実際にはこんなに美しい、知られざる宝ものもあるのだ。
Licensed material used with permission by Jessica Devnani