オーストラリア、いつか行くなら1月26日に!絶対楽しい旅になる理由。

1月のオーストラリアと言えば真夏。同国の名前を聞いて、思い浮かべるのはカンカン照りの太陽と青い海。夏のあいだ、オーストラリアの人たちはビーチへ行って日焼けをしたり、海で泳いだり、思い思いに過ごします。

けれど1月26日だけは皆、こぞって自国を想い、家族や友人と集まってバーベキューやピクニックをするなどして、特別な1日を過ごします。

というのも、この日は「オーストラリア・デー」。イギリスからの移民団がシドニー湾に到着したことを祝う日なのです。

彼らはこの日を一体どのように過ごすのか、少し紹介しようと思います。

ガイドブックでは見れない
「オーストラリア」

普段から愛国心が強いオーストラリア人ですが、とりわけオーストラリア・デーではその気持ちを、周囲の人と分かち合おうとします。なにか特別なことを話すわけではないかもしれませんが、一緒にご飯を食べたりアクティビティを楽しんだり。

街によっては、パレードが開催されたり花火が打ち上げられる場所もあります。もしこの期間にオーストラリアへ行ったら、いつもよりももっと楽しめること間違いナシです。海を中心とする自然ばかりが注目されがちな国で、地元の人たちに根付いたその日限りのイベントに參加できる、貴重な1日となるでしょう。

オーストラリア・デーは、
「侵略の日」!?

でも、「オーストラリア・デー」はポジティブなことばかりじゃないんです。楽しむ人がいる一方で、複雑な気持ちを抱える人も。先住民アボリジニの人たちは特にそう。

先に述べた「移民団が到着した日」も、裏を返せば彼らが来る前からその土地に暮らしていた人たちの運命を変えた日とも言える。

事実、一部の人は「Invasion Day(侵略の日)」と呼んだり、シドニーやメルボルンなどの都市ではこれまで、オーストラリア・デーそもそものあり方について訴えるデモがおこなわれてきたのです。

オーストラリアを旅行するには一番良い季節にある祝日ということもあり、機会があればぜひ、現地で生のカルチャーに触れてみてはどうでしょう?

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。