大好きなのに、苦しい恋愛になる原因がこれです。
「パートナーのため」と思ってしていることが、じつは想像以上にあなたの首を締めてしまっているかも…?
だって「犠牲」と「妥協」のちがいは、恋愛にどっぷりハマっているときほどぼやけてしまうもの。
そんなときは、このふたつの違いを明確にしてくれる「Elite Daily」の恋愛ライターAnjali Sareen Nowakowskiさんの主張を参考にしてみて。
今の恋愛が、自分にとって健全かどうかきっとわかるはず。
01.
ふたりで譲り合うのは妥協
ひとりで背負うのは犠牲
「妥協」という言葉に思いを巡らせたとき、それぞれの考えを持つふたりの人物が解決策を導く姿が思い浮かぶでしょう。何と言っても、オクスフォード辞書によれば「妥協」とは、「両者が譲歩することで合意・同意を導くこと」と記されているのですから。ここで注目したいキーワードは、「両者」。
つまりふたりの関係が行き詰まったときは、一緒に行動や欲望などを擦り合わせていくことで、ふたりの流れを取り戻すということ。犠牲の場合は、この行為が一方通行なのです。大事なことを諦めたり、貴重な時間をパートナーのために割いているのが片方のみということ。
妥協とは、ふたりで解決案を生むことです。健康的な妥協ができていれば、この先も安心ですが、片方に負担がかかってばかりの「犠牲」がある関係に明るい未来はないでしょう。
02.
妥協の目的は、「解決案を導く」
犠牲にはゴールがない
妥協の目的とは、「解決案を導くこと」。
妥協しないといけない理由は様々でしょう。たとえばケンカの種がいつも一緒なのかもしれません。何よりも妥協とは、叫ぶ、怒鳴る、心を閉ざす、相手を見下す、など恋愛において懸念される行動をとらずに解決を導ける健全な対処法なのです。
一方で犠牲の場合、何が違うのか。こちらも何かしらの目的があってなされるものでしょう。ただし、これは「ふたりのためになる」という思いのもと、片方だけが負担を抱えてしまうこと。そしてそれは、必ずしもふたりのためになるとは限らず、逆に別れを導いてしまったり…。
いつしかいろんなことを諦めてしまっている…そう感じるのは、お互いに妥協ができていない証拠。
03.
妥協に怒りは生まれないけど
犠牲の怒りは爆発する
妥協が「楽しい」とは言い切れませんが、苛立ちを感じるものではないはず。最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、問題を解決するためにはやはりこれがベストな手段だと後に気づくでしょう。
だから片方があれもこれもと犠牲にしていたら、ウンザリしてしまうのも当然のこと。前述したように、犠牲とは不相応である上、往々にして最も大事なことを諦めないといけないもの。こういった犠牲が積み重なると、「意見を大事にされていない」、「ニーズが満たされていない」、「単なる暇つぶしと思われているのかも」…とあらゆる不満が浮上します。
こうして違いを見分けると、犠牲は関係を崩し、妥協は関係を強化するものだということが明らかなのでは?
パートナーに対する嫌悪感が募っているのなら、それは多くを犠牲にしているからかもしれません。関係をうまくいかせるために何かを犠牲にする場面はありますが、それは割と稀なこと。それよりも、関係をよくするためにできることを一緒に模索していくほうがよっぽど理想的。
あまりにも多くを犠牲にしていると感じるのなら、まずはパートナーにそうと伝えてみましょう。それでも相手が変わろうとしてくれないのなら、その関係は残念ながらあなたには合っていないのかも。