知性を磨く「5つの方法」
「知性のある人」ってやっぱり素敵です。仕事でもプライベートでも、あらゆる場面で魅力的に見えるもの。
そんな知性のある人に近づくためのステップを、Nicholas Cole氏が「Inc.」で紹介していました。
14ヶ国語を喋れる7歳の男の子の話を聞いたり、ずば抜けた記憶力で一瞬にして50人もの人の名前を覚えて復唱する人の動画を見ると、「賢さとは生まれ持ったもの」と思うかもしれません。
でも、そうじゃないんです。私たちは皆、何も持っていない状態でこの世に生まれます。もちろん、遺伝の影響もあるでしょう。ただ、最終的にあなたの未来を決めるのは「労働倫理」だと思うのです。
努力をせず、知識や才能を眠らせたままにする人がどれだけいることでしょう?一方で欠陥があっても、最高の結果が生み出せる人もいます。
知性は「先天的に備わっているもの」と決めつけないで下さい。今ある知識の使い方次第で、必ず結果は残せます。では、どうすれば知識をうまく積めるようになるのでしょうか。
01.
読書を「日課」にする
読む本を次々と丸覚えし、必要な時にどんな情報でも引っ張り出せてしまう天才肌の人たちをたまに見かけます。ただ、彼らと自分を比較するのは間違いです。
そもそも読書とは、回数を重ねて習慣づけるもの。読書もひとつのスキルです。長い間本に触れず、脳に考える時間を与えていなければ、読書を難しく感じるようになるのは当たり前。過去に読んだ本の内容すら思い出せないでしょう。
02.
自分よりも賢い人と多くの時間を過ごす
人は、自分と似た人を惹きつけます。
その人たちと、自分にとってプラスの関係が築けているなら良いですが、万が一ネガティブな影響を受けているなら、それは考えものです。知性を磨くには、自分よりも賢い人と多くの時間を過ごしましょう。そうすれば、自然と賢い人たちの意欲、知識、そして感性を引き継げます。自分のレベルが上がり、今までの枠をこえた考え方ができるようになるのです。
私のお気に入りの言葉のひとつに、こういうものがあります。
「あなたがもしこの部屋で最もスマートな人なら、あなたはこの部屋にいるべきではない」
03.
失敗を恐れない
知識の習得に慣れてる人は、足を踏み違えるのもひとつの学びになる、と知っています。改善策を考え、実践し、前進すればいいだけのことだと考えているのです。
知性を磨くファーストステップは、失敗を認めることなのかもしれません。それができれば、次に進む道が見えてくるでしょう。
04.
興味のないことにも興味を持つ
新しい情報を得た時、知性のない人は、こう言うでしょう。
「興味ないや」
一方で、知性のある人はこう言います。
「面白い!初めて知りました。もっと詳しく教えてください」
知性のない人が持っている知識は、きっと主観的な判断で集めてきたものばかり。主観をつくり上げているのは、目標や野望、そして今打ち込んでいることです。それに必要じゃないから、という理由で詳しく聞こうとしないのはもったいないと思うのです。
時間には限りがあるので、すべてを知り尽くすのはむずかしいかもしれません。でも、知らなかった情報が目の前に現れたなら、可能な限り吸収するようにしましょう。未知との遭遇は、視野を広げるチャンスです。
05.
毎日、努力を怠らない
知識を積むのが「簡単」だと思っている人は、たぶん、本当の努力をしたことがない人。
スキルを習得したり、何かを成し遂げる過程は、決して楽ではありません。いばらの道です。しかし、知性のある人に共通するのは「自制心が強い」という特徴。ゴールを明確にイメージし、そこにたどり着くため、行動することができます。
知識を身につけるには毎日の努力が必要不可欠です。舞い降りてくるものではないと理解してください。