平凡に埋没しないために、20代で知っておくべき『12のこと』
人間は知らないことを恥と捉えがちだ。だからつまらないことで知ったかぶりをし、 見栄を張り、その結果今まで知らなかったことを知る機会を失う。
何からでも学ぼうという気持ちがあれば、人間はどこまでも成長できる。まずは「自分が何も知らないということを知る」ことが先決だ。その上で、知っておくべきことを伝えたい。
01.
行動の伴わない思考は無力であることを知る
頭でわかった気持ちになることは危険である。本当に知るというのは、体得であり、体化である。体得と体化は、実践を通じてしか得ることができない。
02.
思考の伴わない行動は空虚であることを知る
とにかく行動すれば良いものではない。自身の行動の目的を明確に認識し、すなわち、自分が進む方向やその先にある目的地を描きながら、進むことが大事である。
03.
許される比較は、昨日の自分との時系列の比較のみ
自分の人生を誰かの人生と比較してはならない。比較する自分は今日から捨てるのだ。唯一正当化できる比較は、昨日の自分より今日の自分は成長したかどうか、だけである。
04.
未知との遭遇で未知なる自分に出会える
どんな環境でも成長できる人は強い。しかし、それは簡単ではない。環境の力を借りながら、成長するのも悪くない。だから、自分を成長させてくれる環境を慎重に選ぶことが大切である。
05.
境界を越えた瞬間、境界は消えていく
自分にある境界は、自分が作り出した人為的で恣意的な境界に過ぎない。境界を越えゆくと、全ては繋がっていく。それは自分の世界が拡張されていくことを意味する。
06.
言葉で表現できない感情があることを知る
言葉というのは、極めて価値が高いものだが、全ての想いや感情を言葉で表せると過信してはならない。言葉の可能性に感謝しつつも、言葉の持つ不完全さや限界を理解することが大切である。
07.
重要なのは、選択の内容ではない。選択の姿勢である
人生の選択に悩むことも多いだろう。しかし、重要なのは、どの道に進むべきか、という選択の内容ではない。どの道でもいい。その道が自分の選んだ道ならば。あとは、その道を極めるだけである。
08.
自分に権威を振る舞う人に力を与えているのは自分自身であることに気づこう
会社に入ると権威を楯に理不尽なことを押し付けてくる人もいる。しかし、それによって苦しむ自分を放置してはならない。内面の強さを確立していくことで、相手に自分を苦しめる力を与えているのは、他ならぬ自分自身であることに気づくはずだ。
09.
時間は長さではなく、深さで勝負する
横に流れに時間は不可抗力。しかし、流れる時間を縦に刻むことは可抗力。その縦に刻むための武器が、集中力である。そして、全ての集中力は命に対する緊張感から来る。
10.
平凡の愚直な積み重ねからでしか、非凡は生まれない
日々の地味なる努力の積み重ねという裏付けのないところから変革は生まれない。
11.
自分の信念を貫いた非常識は美しい
創造的な人生を生きるためには、自分の違和感を大事にすることだ。その違和感が自分の信念からくるものであれば、それが常識とぶつかっても怖れる必要はない。たとえ、非常識と言われても、心の声に従って生きよう。それこそ美しい人生である。
12.
知識は人を傲慢にするが、知性は人を謙虚にする
知識を見せびらかそうとしないこと。それは知性のない証拠だから。知れば知るほど、自分の無知の広さが、わかってくるものだ。真実への謙虚さから、知性は始まるのである。