だから僕らは、KEENを選んで、毎日履く
雑誌でもテレビでも “見ない日はない” ってくらい一気に広まった「サステイナブル」という言葉。
大事なマインドだってことは分かるけれど、それを自分のなかで噛みくだいて生活に取り入れるには、どうしたらいいんだろう?
それはきっと、身のまわりの “モノ選び” で体現するのが一番わかりやすい。
サステイナブルな「モノ選び」って
なんだ?
そのヒントを探しに、長野県諏訪市で古材や古道具の再生事業をおこなう、ReBuilding Center JAPAN——通称「リビセン」へ向かってみた。
ここ「リビルディングセンター ジャパン」で取り扱っているのは、解体現場や古民家などからレスキューしてきた古材や古道具だ。店名は、アメリカのポートランドにある「ReBuilding Center」とのパートナーシップに由来している。
捨てられかけたものもまだそのまま使うことができるのではないか?
別の形や用途にリユースできるのではないか?
なにか別の家具を作るときの材料になるのではないか?
そんなふうに、次の世代にもつないでいくべきものとして、“リビルディング” している。
そんな彼らの活動は、掲げるまでもなくサステイナブルだし、考えに共感するスタッフやお客さん、仲間が多く集まっている。
「2016年に立ち上げたので、4年めに入ったところです。ありがたいことにイメージしていた形に近づいてきているし、当初からメディアに取り上げてもらう機会も多かったので、口コミで広まってる印象はありますね」
今でこそ、SDG'sやサステイナブルという言葉も日常的に聞くようになったけど、そもそもリビセンを始めたきっかけはなんだったのだろう?
「2015年に『空き家対策特別措置法』が施行されて、当時の僕は妻とふたりで全国を転々としながら、店づくりを解体からデザイン、大工、左官まで手伝うような仕事をしていたんですが、地方都市で古民家がどんどん壊されていってしまうという危機感を覚えたんです。ほぼ同じくらいのタイミングで、人生初のポートランド旅行をして、古材や古道具を通してコミュニティが生まれている場を目の当たりにしたんですよね。それが本国のリビセンでした。一見ジャンクショップみたいな感じなのに、みんなフレンドリーで明るくて、いろんな人が行き来してる(笑)。このノリは日本にはないかなって」
彼らの足元には
同じポートランド発の「KEEN」がある
仕事もライフスタイルも “サステイナブル” を地でいくリビセンスタッフには、KEENの愛用者が多い。
「昔から仕事履きでKEENのトレッキングブーツを愛用していました。ソールが厚いし、防水で脱ぎ履きもしやすいから、僕らみたいな現場仕事にはぴったりなんですよね」
毎日履く理由は、他にもある。
「ポートランドのリビセンに行ったとき、彼らはNPOなんですけど、ボランティアスタッフ用のワークブーツをKEENがオフィシャルサポートしてたんです。そういう取り組みにも共感できるし、KEENの本社がポートランドということもあって、不思議な縁でつながってる感じはしますね」
「リビセンが全国に広がっていくように」
「最近考えているのは、リビセンみたいなものが全国にもっと増えたらいいなってことです。そのために『古材屋 開業スクール』みたいな合宿もやりたいなって考えてます。レスキューの現場を体験してもらったり、うちの収支を見てもらったりの2泊3日。意外と食えるんだぞっていう(笑)」
事業は当初の想定より早いスピードで成長してる、とは言いつつも、まだまだビジョンは広がる。
「あとは1つの店だけで盛り上げるんじゃなくて、半径200m以内にいくつかのお店を立ち上げて、エリア全体で攻めていくような仕掛けも面白いなって思っているんです。そうしたら、この周辺で1日過ごせるようになる。リビセンがコアになって、そんな未来が見せられたらいいなって思ってます」
「アップデートし続ける」
ということ
「KEEN」もこの春、ストリートシーンに新たなビジョンを提案した。
それが、アッパーコードやメッシュにペットボトル再生繊維を採用し、サステイナブルなアイテムとして進化を遂げた『UNEEK SNK(ユニーク スニーク)』。
繊維製造の工程において天然資源の使用を減らしていて、温室効果ガスの削減や節水へもつながっているという。
毎日履きたくなる
“気持ちいい” スニーカー
「UNEEK SNK」は、2本のコードが目を引くオープンエアスニーカーで、普段からKEENを愛用しているリビセンスタッフたちも履き心地と軽さに驚いていた。
その歩きやすさの秘密は、足裏形状に合わせて立体成型されたEVAフットベッドと、圧縮成型されたEVAミッドソールにあり。
とくにアウトソールには擦れによる色移りのない耐摩耗性に優れたノンマーキングラバーを使っているので、毎日愛用できる1足になるのは間違いない。もちろん、高いグリップ感は折り紙つきだ。
さらに、Alexander Lee Chang、「TIMAI」のデザイナー今井タカシ、「meanswhile」のデザイナー藤崎尚大らとのコラボ含む、メンズ全10モデル・ウィメンズ全8モデル、という豊富なラインアップもうれしい。
さっそく、サステイナブルな一歩を踏み出してみては?
取材協力:リビルディングセンター ジャパン