「KEEN」からの提言。アウトドア業界へ2025年までに「永遠の化学物質」PFCフリーを!
米国発のアウトドア・フットウェアブランド「KEEN」が、今月から月間で、地球環境について考える活動「Detox the Planet(デトックス ザ プラネット)」を展開。
第1弾として、自然界で分解されにくいことから“永遠の化学物質”とも呼ばれるPFCs(パーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質)の排除=PFCフリーを、アウトドア・フットウエア業界に2025年までに実現しようと呼びかけている。
PFCsは、アウトドア・フットウェア製品の多くに撥水加工のため採用されている約5000種のフッ素化合物の総称。
「KEEN」は、2012年から環境負荷を最小限にした製品づくりを積極的におこない、同ブランドのフットウエア95%以上で、PFCフリーを実現。その排除するための製造過程を「GREEN PAPER(グリーンペーパー)」として日本時間の今月1日から公式サイト内で公開し、オープンソース化。
PFC-FREEを実現するためのソリューション<GREEN PAPER> ©キーン・ジャパン合同会社
時間をかけて研究と試験を重ねて得た成果を企業秘密にするのではなく、業界全体に参考にしてもらうことで、より短時間でPFCフリーの実現を可能にしようとうのだ。
「KEEN」の呼びかけがいかに広がっていくか、消費者の側も関心をもってウォッチしていきたい取り組みだろう。
『KEEN「Detox the Planet」』
【公式サイト】活動詳細ページ
https://www.keenfootwear.com/ja-jp/detox/
Top image: © キーン・ジャパン合同会社