化学と芸術のど真ん中、というガラスアート。

むかし図鑑で見た結晶のカタチや、化学反応の不思議な色あい。彼女の造形や色彩をみたとき、真っ先に思い出したのはそれです。

ドイツのガラス工芸家Heike Brachlowは、光学や化学の見地から幾何学的なガラスアートを作り出す人物。化学とアート、一見相反するように思うもの同士を作品に落とし込むことで、彼女はその融合がいかに美しいものであるかを気づかせてくれました。

幾何学的造形の中にある
ロジカルな美しさ

8d0fde6e498f415857541dd085fe9f2af2703685210cb8fcb607a906b09fa21fa5b9166f9ba1056983f112ab21ad07ac95617fcd876228ab7ac1d33eA40f2e0dd89631a1dfc055008c5fd58c0376c9b638002ce4f7c907dfd56f03f4d213138c92891cc7

数学のグラフや分子構造、鉱物の結晶、または自然界に存在する植物の規則的な形を見て美しいと感じたり、神秘的に思うことがありますよね。

幾何学模様は人工的に作られたものと思われがちですが、数学が世界を説明する方法として機能しているように、自然界のあり方がそのまま形になったものと捉えることもできます。

人の手でつくられる美しさに加え、自然界にあふれるカタチに目を向けることができる、それがHeikeの作品。

酸化物が生む
絶妙なグラデーション

959e011be1ce2e8a5e74de625df979c27b1e6df0E8943b71c77b0ee0c29ec2e9e5ee6ee71eb490fd13fdc3af3410eb3bd2ce8daa6af0e36fe4e20ab2

Heikeの作品で特徴的なのは、形はもちろんのことその色合い。この色彩は酸化物とガラスの複合によって生成されたものだそう。

例えばこの作品に使われているのは、酸化ネオジムという金属。ガラスに加えられた酸化ネオジムは、黄色系の光のみを吸収して他の色を透過させる性質を持ち、このような不思議な色彩になるんだとか。

0ae0750ed292fda72d6a42841dbb3e24a531ab231ef80cc3e0abb7a1c563565d4c4be3532cb2f6042a357032c733e36cfcd704a2e6e19c475ff901b0

光と色がどのように生まれ、私たちの目に届くのかさえ計算されて作られているのかもしれませんね。

Photo by Ester Segarra
Licensed material used with permission by Heike Brachlow
まるで「海に漂うクラゲ」のようなガラスのアートを制作したのは、現在、イタリアのルッカを拠点に活躍するアーティストDaniela Forti。溶けたガラスの...
円や直線などの幾何学模様を組み合わせた独特な世界観。こちらのアートを作り出したのはイタリアを拠点に活躍するフォトグラファーのErika Zoll。この「G...
すぐれた住宅では、建築家たちはさまざまな設計の工夫をこらして、ガラスという素材の美しさとプライバシーをめぐる課題を克服しています。今回は、Houzzに掲載...
ガラスの球体に宇宙を閉じ込めたペンダントトップを知っていますか?手のひらの小さな球体をじっと眺めているだけで、無限の広がりを感じさせる。これは、美しい!小...
アメリカのアーティストであるKit Paulsonさんは、手作業によるガラス細工で繊細優美な作品を作って公開している。骨やレースといったものだけでなく、マ...
見ているだけでうっとりしてしまう、美しいスイーツの数々。でも実はこれ、食べられないんです。本物そっくりに作られたガラス細工のスイーツ、そこにはちょっと切な...
サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、グエル公園…。思わず見上げてしまう観光名所ひしめくバルセロナで、あえて目線を足元に落としてみたら、そこにしかない特別なア...
緻密に作り上げられた幾何学模様に、「CGかと思った」「永遠に見ていられる」と、絶賛の声が相次いでいる。これらの作品はマニラを拠点に活躍するアーティスト、P...
『光の館』は、新潟県十日町市で3年に一度だけ開催されている世界最大級の屋外芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に展示されている作品のひとつです。
マスメディアの広告は商品を宣伝するが、アートは、人間や社会にとって大切なものを宣伝している。幸運なことに、僕たちのまわりには多くのアートがある。広告では忘...
現在、夏会期が開催中の瀬戸内国際芸術祭2016。会場の一つである豊島は、「豊島美術館」や「心臓音のアーカイブ」、さらには、スプツニ子!が手がける「豊島八百...
11月25日(土)・26日(日)に金沢で行われる『KOGEI Art Fair Kanazawa 2017』。これはよくある「工芸展」ではなく、「工芸アー...
海水温が上昇する夏のこの時期、夜の砂浜を歩いていると青白く光り輝いてみえることがあります。あれは海洋性プランクトンによる発光。その明かりを丸いガラス玉に閉...
難民の協力を得てゴミを収集。それらを材料として有名人のポートレイトや企業のロゴマークを作って販売。利益の半分をチャリティとして寄付。そんなサスティナブルな...
人生のうちで一度はオーロラを生で見てみたい。そんな人も多いのではないでしょうか。でも「行くまでに過酷なんでしょ?」「ずっと外で待っててもオーロラが出なかっ...
インド東部、最貧困州といわれるビハール州の小さな村にある学校で、2010年国際的な芸術祭「Wall Art Festival(WAF)」が始まった。目的は...
この「江戸ガラス」は、ゼロからモノを生み出すことが好きな、山田孝之と山口友敬がプロデュースするブランド「FORIEDGE(フォリエッジ)」の第1弾。工場探...
ライティング、音響、そしてブロジェクションマッピングを用いたデジタルアートで、海の中の世界を演出するプロジェクト。いまや水族館の新たな魅力を引き出す手法と...
アウトドアが魅力的なのは、なぜでしょうか。自然に触れられるから?美しい風景を眺め続けられるから?食べ物が美味しいから?ノルウェー北部に暮らす5人家族は、2...
そう、これはどんなおうちにも転がっている、あの「タマゴ」の話。料理に欠かせない食材であることは誰もが知っていますが、まさかアートに昇華しちゃうなんて。これ...