目玉焼き、という芸術表現。

ソーセージやベーコンの隣りに堂々と居座る朝食の定番メニュー「目玉焼き」。眠い目をこすってフライパンの上でパカーンと割った卵が、フライパンにジュ〜って瞬間、ほのかな朝の幸せを感じていた。

私と目玉焼きの関係といえば、それまでだった。このインスタグラマーと出会うまでは。

目玉焼きほど、アートな“味”はない。

そう、メキシコ育ちのMichele Baldini(20歳)によるInstagramアカウント「the_eggshibit」では、見覚えのある形が目玉焼きから作られている。

『スター・ウォーズ』のストームトルーパーだって、ゴッホの『星月夜』だって、なんならスターバックスのロゴだって。彼の手に掛かればぜ〜んぶおいしいアート作品に変身。

が、どうしてもここを突っ込まずにはいられない。

アカウント名のThe Eggshibit。エッグ(卵)をエグジビット(展示)とかけた渾身の親父ギャグではないか!

目玉焼きで作ったNew York City(ニューヨークシティ)もNew Yolk City(ニュー・ヨルク《黄身》シティ)といった具合。投稿のキャプションにも、ちょいちょい英語で年齢にそぐわない“シブい”ギャグを挟んでくるのが、何ともお茶目。

冷蔵庫の常備材料から、クリエイティブな脳を活性化させられちゃうだなんて画期的。たしかにこれ、「器用じゃないと難しくない?」なんてひるむ部分もあるけど、こんな遊びから朝をスタートさせる勇気をもらっているのは私だけだろうか。

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Licensed material used with permission byThe Eggshibit
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。