「水の入ったガラス窓」に省エネ効果があるらしい!
イギリスのスタートアップ「Water-Filled Glass」が、光熱費を削減できる効果のあるペアガラス「WFG」を開発した。
最大の特徴は、ガラスの間に水が入っていること。
「WFG」はポンプとつながっていて、それにより内部の水を好きなタイミングで交換できるようになっている。
夏場は水が熱を吸収し、その水を貯蔵タンクに送れるため、室内の温度が上がることを抑制できる。太陽によって温められた水は、シャワーなどにも使用可能で、給湯器の稼働エネルギーも抑えられるようだ。
一方、冬場は水の循環をあえて抑えることで、効率よく熱を維持できる。
さらに「WFG」が室内から逃げる熱も吸収してくれるそうだ。また、温められた水を床下に送ることも可能で、それにより床暖房と同じような効果も期待できるのだとか。
彼らの新技術は、値上げの続く光熱費問題への解決策になる可能性が非常に高いと言えるだろう。
「WFG」はまだ商品化されていないが、ここまでの省エネ効果があることを分かっていたら、欲しいと思う人も多いのでは?
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